あらすじ
特捜部Qに閉鎖の危機が訪れる! 検挙率の上がらないQには周囲から厳しい目が注がれていた。そんな中、王立公園で老女が殺害される事件が発生。さらには若い女性ばかりを襲うひき逃げ事件が――。次々と起こる事件に関連は? 一方、ローセは苦悩の淵に……。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
今作は良かった。始め、これらがどんなふうに収束するのか不安だったけど最後はそれぞれの事件が一応落ち着いた。
ローセの父親殺しの犯人達はいきなりカールが詰め寄って自白させて解決。これはいきなりすぎた。元々見当はついていたけどローセの状態が悪くなったので切羽詰まって、というところだろうか。
ローセの父親の同僚5人くらいが共謀して、作業中に事故に見せかけて電力をストップ。電磁石が止まって、金属の塊がローセの父親に落下。目の前でそれを目撃していたローセは心の傷を負う。
ローセは親しくしていたリーモアの死にもショックを受けたし、自撮り二人組に監禁されたこともショックで、巻末に少し回復への希望があったけど…。
ローセの父親はずっとローセに精神的虐待をしていた。
ジェームズの自白でリーモア殺しが解決。ここもジェームズにたどり着いたのは立派だがうーむ…
ビアギトを追い詰めて自白、ゴンダスン殺しが解決。動機とかがいまいちよくわからないけど…
最後に手榴弾が暴発?して犯人の暴走ソーシャルワーカーが吹っ飛ぶというのはあっけない。
アサドがとっても頼もしくなってカールもアサドを今以上に信頼してる。ゴードンも頼もしくなって、特捜部Qの結束力がめっちゃ高まった作品。ローセの家族背景がわかったのは前進だけどローセの状態が心配。
アサドの特殊能力の背景、ハーディの具合が良くなってきたこと、マークスも登場、盛りだくさんで楽しい回だった。
2016年に本国デンマークで、2017年にドイツ。次回作はいつになるのか
Posted by ブクログ
シリ-ズもの。カールと愉快な仲間たち…的なシリ-ズてのはずが、今回もまた重たい(涙)
ロ-セの過去が明らかになり仲間たちを巻き込んでの命がけの事件関わりっぷり~。
また、題にもある『自撮りする女たち』のダ-クで一切未来も見えず破滅へまっしぐらの生活保護を受ける女たちと、公務員女性。
さっぱり明るくはないし、救いもない。なのに、彼ら彼女らの動静から目が離せない。
ますます謎を深めるアサドの過去、カ-ルの周りの人達、つづきが気になる。
Posted by ブクログ
特捜部Qシリーズ第七作。
特捜部Qのメンバー、ローラの過去が明らかになる作品。
長年、父親から精神的虐待を受けていたが、
その父親は圧延工場で事故死した。
すぐそばにいたローラは犯人なのか。
ガンに罹患してしまった社会福祉事務所の女性が、
自分の担当の生活保護を受けている女性たちを殺していく話も強烈で、
過去の女性教師殺人事件と現在の老女撲殺事件の関連性について捜査しているはずなのに、
どうも印象が薄れがち。
ゴードンがどんどん使える奴になっているのが、楽しい。
モーナとカールの関係は好転するのか。
とにかくローラが助かって良かった。