【感想・ネタバレ】小路幸也 少年少女小説集のレビュー

あらすじ

夢、希望、怖れ、孤独、友情……。人気作家で贈る11の物語。ときに切なく、ときにほのぼのと、子供と大人たちの間に起こる様々なドラマ。『東京バンドワゴン』シリーズで知られる小路幸也ワールドから、単行本未収録を中心に、少年少女を主人公にした作品を選りすぐった傑作短篇集! 巻末に作家本人による自作解説を付す。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

小路幸也が短編集なんて珍しい…と思ったものの。
ちょーまてよ、東京バンドワゴンシリーズは連作とはいえ短編やないか!

収録作品は、どれも小路幸也らしい優しい暖かい小説で、大好きな雰囲気を醸し出してくれるし、他の作品群に負けない小路幸也作品を読む心地よさも楽しめるんだけど。
やっぱ、ちょっと勿体ない気持ちがするねんなぁ。

もっとこいつらの話を読みたいってどうしても思ってしまう。キャラクターに魅力があるので、短編では味わいつくせず、まだ味残ってるガムを吐き出してしまったような勿体なさ感がどうしても残ってしまい…

なるほど、東京バンドワゴンは短編やけど連作やから(しかも冊数多いし)、そういう不満は生まれないわけか。

収録作の中ではりんごジャムの話が一番好きです。甘くて優しくて、ド直球に心がほぐされます。

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2017年01月18日

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