ごく普通の一般人・オオバカナコ。怪しいバイトに手を出してしまった彼女は、そのせいで「殺し屋専用のダイナー」でウェイトレスをすることになってしまいます。そんな加奈子の目線から、殺し屋の世界を覗き見ることができるのがこの漫画の魅力。
ダイナーの管理人・ボンベロはイケメンですが、トイレ掃除をしたあとに「舐められるくらいきれいにしろって言っただろ!」と本気で便器を舐めさせにくるような男。
ダイナーを訪れる客たちも皆、頭のネジが外れた凶悪な殺し屋ばかり。蚊を叩くような感覚で殺しにかかってきます。正直言って、カナコ詰んでます……。
しかし! 一瞬でも気を抜くと殺されてしまう状況下でも、「間違っている」と思ったことは殺し屋相手でも喰らいついていくカナコのまっすぐな行動によって、それぞれの殺し屋の「殺し屋である理由」やバックグラウンドが明らかになっていくんです!
恐怖の先にある殺し屋たちの真実……、そんな非日常を覗き見てみたいという気持ちをくすぐられ、ページをめくる手が止まりません!
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ショッキング
序盤の拷問シーンがショッキングでびっくり。ここまで生々しく描かれている漫画はあまり見たことがなかったので衝撃でした。でも絵もきれいで、ストーリーも魅力的なので、どんどんページをめくってしまいます。
Posted by ブクログ
藤原竜也さん主演で映画化し、えらいCMで推されていたので、ググったら原作は小説で漫画版も出ているとあり、試しにヤンジャン!アプリで3巻まで無料という宣伝文句を見つけて試し読みし、まあ既刊購入までしちゃいました。
漫画版と原作の小説版と映画版で展開が違い、映画はまだ観ていないのですが(動画サービス展開されるまで待つか映画館に行くか悩んでいる最中)個人的に漫画版のほうが好きかな……。
救いがあって。
原作では死んだ人間が、漫画版だと生きているんですよ。かつ、原作にはいないキャラクターがいい味出してるw
で、性格的にけっこう好きなひとたちだったので、原作ではどっこいあっさり殺されてハァーン!?ってなっちゃいましてね、だから個人的に、漫画版は好きです。
多少画力に荒さはあれど、それは今後成長していくでしょうし。
あと、ボンベロの過去がきっちり描かれるのも、漫画版ならでは。
悪役の過去とかイメージ崩れる!みたいなの、ありますけどね、それはまあほら一切合切何もかもを闇に帰すほどの悪役に実はこんな過去が、ってあるとえぇーーってなりますけども、ボンベロは一応、カナコと関わっていって、徐々に人間らしくなっていっている最中って感じなので、イメージが崩れるとかそんなんは無いかなぁと。
スキンも壮絶な過去がありましたし。
あっあと、漫画版だと色々な料理を出してくれるボンベロなんですが、原作だとハンバーガー一点のみで勝負しています。
炎眉の名前、なんでエンビなのかなぁとか思っていたんですが、カオスとアンヘルの物語の際に、エンヴィーって書き方になっていて、あぁ嫉妬のEnvyから取ったのかな?とかぼんやり。