【感想・ネタバレ】企業買収のレビュー

あらすじ

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実務の要点と全体像がイメージできる本格企業買収小説。実務書ではわからない現場でのやり取りを再現し、ストーリーを追いながら実際のM&A実務を擬似体験できる。

目次

本書の読み方

主な登場人物

プロローグ―突きつけられた売上目標

第1章 買収候補を探せ 1 相対取引とオークション取引
2 経営課題の整理
3 ロングリストの作成
4 ターゲット企業の選定
5 ターゲット企業へのアプローチ
6 アドバイザリー契約の締結

第2章 プロジェクト始動
1 キックオフ
2 初期的分析のフレームワーク
3 財務分析
4 概要ヒアリング
5 SWOT分析と事業系統図
6 リスク分析

第3章 企業の価値とは
1 企業価値算定における心構え
2 DCF法のポイント
3 類似会社比較法のポイント
4 時価純資産法のポイント
5 バリュエーション結果
6 シナジー効果の想定

第4章 非常事態発生
1 意向表明書の作成
2 買収スキームの検討
3 価格レンジの設定
4 オークションへの防御策
5 カウンターオファー
6 ディール中断
7 ディール再開
8 基本合意締結

第5章 粉飾の発覚
1 DDチームの組成
2 データルーム調査での留意点
3 マネジメント・プレゼンテーション
4 現場視察(在庫実査・工場見学)
5 マネジメント・インタビュー
6 自社株買いの実施
7 DD中間報告(財務・法務)
8 粉飾決算(window dressing)
9 海外子会社へのDD
10 クロスボーダーM&A
11 社内からの異論噴出
12 責任の所在

第6章 タイム・イズ・ザ・エナミー
1 DD検出事項の反映
2 買収価格の検討
3 二段階買収
4 少数株主からの買取りとスクイズアウト
5 買収対象企業内の政治的思惑
6 トップ会談
7 ダークホース登場
8 価格交渉
9 価格以外の条件交渉
10 二次取引に関する条件交渉
11 クロージングに向けたスケジューリング
12 トップからの内諾

第7章 見えてきたゴール
1 最終契約書の交渉
2 決裁に向けた社内根回し
3 株主からの同意取り付け
4 OB株主の説得
5 取締役会でのプレゼンテーション
6 最終契約書の調印
7 公 表

第8章 ポスト・ディールへの準備
1 ランディングプランの作成
2 クロージングの前提条件

第9章 クロージング
1 クロージング・セレモニー
2 臨時株主総会の開催
3 取締役会の開催
4 社員への挨拶

エピローグ―高島の決意

巻末資料 株式譲渡契約書の要旨

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

M&Aのディールを当事者の心境にスポットを当てて読みやすく書かれた小説。特に知識もいらないため入門編としては最適の一冊。
アドバイザーももちろん神経をすり減らすが、やはり事業会社でM&Aセクションのトップになる人は役員候補の精鋭ということもあり、とてもディール推進にあたって求められる資質は大きいものになる。

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2018年02月01日

Posted by ブクログ

M&Aの一連のプロセスを小説を通じて学べる一冊。ディールあるあるも散りばめられてある上に、勘所まとめが秀逸。

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2023年09月03日

Posted by ブクログ

買い手の視点から書かれたM&Aの小説
M&Aのプロセスだけでなく、関わる人たちの心理状態も加味していて、非常に面白い。

0
2020年01月31日

Posted by ブクログ

著者は『企業買収の実務プロセス』の著者でもある銀行系のコンサルタント。

同著は、実務書としてとてもわかりやすい良著だが、本著はそのドラマ版と言っていい。

ここでは、買い手側の視点からM&Aのプロセスが小説形式で描かれており、実務書だけではわからない実際の現場がイメージできるようになっている。

「企業価値算定には唯一の正解はないが、間違いはある」など、なるほどと唸らされる部分も多いが、当事者たちの心理状態などもよく描かれていて、理論だけでは動けない会社というものがよくわかる。
(共著ではないので、この小説自体も著者が書いているのだろうか??とすれば、それはそれで凄い。)

ちょっとお値段が張るのが難点か。

[more]
(目次)
プロローグ-突きつけられた売上目標
第1章 買収候補を探せ
第2章 プロジェクト始動
第3章 企業の価値とは
第4章 非常事態発生
第5章 粉飾の発覚
第6章 タイム・イズ・ザ・エナミー
第7章 見えてきたゴール
第8章 ポスト・ディールへの準備
第9章 クロージング
エピローグ-高島の決意

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2018年10月12日

Posted by ブクログ

物語形式でM&Aの流れを紹介している本。
中々、読んでてM&Aをやるような人、特に初心者にとっては実務に役立つのではないかと思いました。

筆者がポイントと考えているところには「勘所」マークもついてたりして、結構勉強になるかと思います。

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2012年02月27日

Posted by ブクログ

物語調。せめぎ合いのところとか、実際に粉飾が起こっている部分とかはリアルなんだろうなぁと思う。MAの流れを知るにはいい本。ただ、少しさらっとしすぎてる。ハウツー本っていうよりも小説って感じ

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2013年09月09日

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