あらすじ
知られざる「獣神」のすべて。
ヤングライオン時代から90年代ジュニア黄金期までの軌跡。
スマホ連載未発表「山田恵一時代」初公開!(上巻)
ジュニア戦線を牽引してきた「生ける伝説」、初の自伝!
「あすなろ戦士」が「世界の獣神」と呼ばれるまでの激動の記録。
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Posted by ブクログ
“リビングレジェンド”という言葉が
誰よりも相応しいプロレスラー、獣神サンダー・ライガー
の自伝。新日本プロレスのスマートフォンサイトで連載さ
れていたインタビュー集を加筆・訂正し、さらに素顔の
山田惠一時代を加えたモノ。
ライガーが山田惠一としてデビューしたのは1984年のこ
とだから、そのキャリアは30年を余裕で超えている。
同じようなキャリアの選手は他にも居るが、決定的に違う
のはライガーが今も第一線である、ということ。例えば今、
IWGPジュニアヘビー級選手権が他団体に流出するようなこ
とがあれば、ファンからは絶対にライガー待望論が起こる
ハズ。本人も認めている通り、体力や技術では今の若い選
手には及ばないが、そういうものを超越した絶大なる
「信用」をファンから勝ち取っているところが凄い。そし
てその状況は日本だけでなく、プロレスのある世界のあら
ゆる国に及んでいるのだから、これを生ける伝説と呼ばず
になんと呼ぶのか・・・。
・・・ライガーのことならもうエンドレスに書き続けること
が出来るのだが、そうなると下巻で書くことが無くなって
しまうのでこのあたりで。つまりこの作品はそんなレジェ
ンド、ライガーが語る自らの半生。自身が最高のプロレス
ラーなのに、感覚は僕らと同じプロレスファンそのまま。
僕らが想像するだけだしか出来なかった「夢のカード」を、
ライガーがどれだけ実現してくれたか・・・。そんな人の話
がつまらないワケが無い。
20年以上前、ある作家がライガーのことを「正しいプロ
レスラー」と表した。“正しい”という言葉の捉え方は人
によって違うが、ライガーを正しいプロレスラーとするこ
とに異論を唱えるプロレスファンはおそらく一人も居ない。
文字通り、「神」の言葉。読み終わればきっと、誰もが
信者になっている。
・・・とにかく早く下巻を! いつなんだ、発売日(^^;)。