【感想・ネタバレ】日本SF傑作選3 眉村卓 下級アイデアマン/還らざる空のレビュー

あらすじ

現代日本SF誕生から60周年を記念して、第一世代作家6人の傑作選を日下三蔵の編集により刊行するシリーズ。第3弾は眉村卓。収録作は「下級アイデアマン」「悪夢と移民」「正接曲線」「使節」ほか。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

前半は宇宙もの、後半は著者の代名詞であるインサイダーSFです。特に後半は時代を感じさせない(時代を先取りした)同時代性があり(産業士官学校ってビジネススクールでは?)、面白かったです。不定期エスパーとか引き潮のときとかカルタゴの話とかも復刊希望。

0
2018年04月04日

Posted by ブクログ

眉村卓『日本SF傑作選3 眉村卓 下級アイデアマン/還らざる空』ハヤカワ文庫。

隔月刊行の全6巻。現代日本SF誕生60周年記念シリーズの第3弾。眉村卓の記念すべきデビュー作を含む、全22篇を収録。700ページを超えるボリュームに圧倒される。

第一部は異種生命SFを13編、第二部はインサイダーSFを9編と構成に気を使った感はあるが、同じテイストの短編ばかり並び、飽きてくる。出来れば、もう少しバラエティに富んだセレクトにしてもらいたかった。

眉村卓はジュブナイル向け作品を皮切りにだいぶ読み込んだ記憶がある。昔、NHKがまだまともだった時代に眉村卓の初期代表作である『なぞの転校生』がドラマ放送されていた。この傑作選を読んで、日本SF小説に胸をときめかせていたあの頃を思い出した。

0
2017年12月14日

「SF・ファンタジー」ランキング