【感想・ネタバレ】管理職1年目の教科書―外資系マネジャーが絶対にやらない36のルールのレビュー

あらすじ

これをやめれば、チームの生産性が驚くほど上がる!
会議、意志決定、権限委譲、部下育成……
世界基準の超シンプル仕事術


初めて管理職となったあなたが、最初にしっかりと認識しておくべき大切なことが3つあります。

1つ目は、管理職の役割は「チームの成果の最大化」であるということです。
2つ目は、チームの成果の最大化を「生産性の高いやり方」で実行するということです。
3つ目は、あなたと部下の「価値ある人材への成長」です。

以上の3点を踏まえ、それを実現していくために管理職としてのあなたが必要なことは、6つの分野の仕事力を磨いていくことです。

1.迅速な意思決定
2.ムダのない業務推進
3.スピード感を生む時間活用
4.成果につながる権限委譲
5.高生産性人材の育成
6.最強チームの構築

これらは、特定の企業や組織の中だけで役に立つものではなく、国や企業を問わずにどこでも通用する普遍的な仕事力です。本書では、私が間近に見てきた一流のビジネスパーソンたちの仕事ぶりを多数引用しながら、これらの分野の力を磨いていくための具体的なノウハウを「36のルール」として紹介いたします。

それぞれのルールとその背後にある理由を理解して、あなたに合った形で身につけていくことで、「生産性の高いやり方」と「価値ある人材への成長」を伴いながら、「チームの成果の最大化」を実現できる管理職へと着実に歩みを進めていくことでしょう。(「はじめに」より抜粋)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

いまの私のポジションでは、3年先取りの内容。
しかし、身につまされる感じがするし、部下として過ごすにも、原則は変わらないと感じた。

管理職になっても、上司は居る。
上司は、組織に属していて、更に上の上司からミッションを与えられている。当たり前だけれど、自分の仕事で考えも及ばないことだと思う。

マリ:
・ 管理職とは、部下の時間の1部を預かること。
→ 時間の重要性は言うに及ばず。喩えるなら命。
・ 忙しいの代わりに、『チャレンジ』を。

0
2019年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

管理職でなくても、生産性高く仕事をするためのポイントがまとめられている。
以下大きく6つのルールで構成。自分自身が意識したいポイントをメモ
1.迅速な意思決定のルール
 ・決めることができない理由には「論理的要因」(情報不足・検討方法未確立)と「心理的要因」(失敗への恐怖・自信の欠如・不安)の2つが存在
 ・目的に立ち返る
 ・「その場ですぐに決める」という行動で、決めることを先延ばししない
2.ムダなく仕事を進めるルール
 ・締切が先の仕事でも先に手を付けて全体像と現状把握
 ・リアルタイムフィードバック
3.スピード感を生む時間活用ルール
 ・即断・即決・即返信
 ・マイデッドラインの設定
4.成果につながる権限委譲のルール
 ・権限委譲の目的は「チームの成果の最大化」
 ・権限委譲の基本スタンスは「能力があるから任せるのではなく、やらせてみてできないところをサポートする」
 ・正しい権限委譲とは、「裁量権」と「判断基準=業務方針」を同時に与えるもの
 ・アウトプットの質は、仕事の完成度ではなく「ニーズに対する合致性の高さ」
5.高生産性人材を育成するルール
 ・失敗要因の洗い出し→行動と紐づけ→もう一度やるとしたら の言葉でまとめる
 ・できない部下に時間をかけるのをやめる
6.最強チームを構成するルール
 ・チームの存在意義を伝える
 ・

0
2020年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

良い本だと思う。内容に対してボリュームはやや多く感じるが、丁寧で分かりやすい。すらすらと読める。

個人的な整理
・管理職の役割はチームの成果の最大化
これを生産性高く実行する
そのために自分と部下を価値ある人材に成長させる

・迅速な意思決定
・会議のルール
 ①その会議の意思決定者を明確に
 ②意思決定者が下した判断を出席者は受け入れる
 ③決定内容が後から覆されることがない

・会議の終わりに本人が自分の言葉で行動を約束する
・フィードバックに時間を置かない
・定例会議を半年先まで入れる
・正しい課題認識ができているかを確認し、解決のためにどうするかは本人に考えてもらう
・裁量を与える前に業務方針を明確にする(新規顧客>既存顧客に注力など)
・「個人的には反対なのだが」と部下の前で言うのをやめる

・成功体験を単に褒めるのではなく内省支援する
①経緯を書き出す
②成功要因を洗い出す
③行動と紐付ける
④言葉でまとめる(一般化)
・上司の決断の背景を考え、言語化させる(なぜこうしたと思うかを問う)

・リーダーシップの発揮には会議の場で目的に立ち返らせるような発言や進行してるプロジェクトの進め方の変更を提案するような発言も含まれる(その人の声掛けで周りが動く)
 
・自分が考えているあるべき行動の原則を1〜2つ共有する。その人の仕事に対する信念。それを仕事の中で引用していくと「伝わる」。

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2025年02月10日

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