感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2019年11月23日
アベノミクス
大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略
日銀が民間銀行にお金を供給、金融緩和
緩やかなインフレを起こそうとしている。
2年以内に2%の物価 1.02×1.02
法律の規制を緩め企業が儲かりやすい環境づくり
実質金利をマイナスにする
国債の9割は国内
日銀が供給する...続きを読む通貨、マネタリーベース
信用創造、借りたお金を貸すのを繰り返す
預金が返ってくると信用しているがゆえ成り立つ
マネタリーベース、60から70兆円ペースで増加、結果80兆円に。
2013年138兆円、2017年445兆円
アメリカ、2008年8800億ドル
2015年4兆1700億ドル329兆円の増加
アメリカの名目GDPは日本の3倍以上
マネタリーベースとGDPの比
日本80%、アメリカ19%
故に異次元の金融緩和と言われている
沢山買いだめしようとするから景気が良くなる
マネタリーベースを増やしても景気は良くならない
リフレーションはデフレーションから脱却し、インフレーションになる前の状態
マイナス金利は不発
3%の増税で2%の物価上昇、2014年
円安のピークは2015年
毎年2%ずつ上昇は不可能
円安は必要なお金が増加する
マネタリーベースを増やせば円安が進むと考えたのは投資家だけ
円はユーロやドルに比べて安全だと思われている
アベノミクスは民主党時代の3分の1しか実質GDPが伸びていない
2014.2015年はリーマンショック時よりもGDPが下がった
アベノミクス前よりも低下
全く経済成長していない
東日本大震災は民主党時代
リーマンショックより被害が大きい
しかしこれより酷い
実質賃金が上下がった為。
賃金が下がっても物価がもっと下がれば賃金は上がった事になる
非正規労働者が増えたから消費が減少したわけではない
エンゲル係数が急上昇している
食べていくのがやっとの人が増えている
物価の伸びに賃金の上昇が追いついていない
賃金が3〜4%上がるのは不可能
アベノミクスの失敗を隠すためにかさましが行われている
2015年は8兆円もかさましされている
日本の国家予算は300兆円
成長率のかさましは年々増加する
出なければ辻褄が合わない
2020年を目標に名目GDPを600兆円上げる
アベノミクスと雇用改善は関係性が薄い
公共事業を増やしても若者が建設業に従事しないため雇用状況の改善につながらない
雇用者は増加しているが働き手の数は減少している
企業の倒産は減少している、年1万件前後
男性の自殺率は女性の2倍以上
アベノミクスは株価という人の目につきやすい部分の良さだけが強調されている
ほとんどの人はアベノミクスの恩恵を受けていない
第3の矢
残業代ゼロ法案
高度プロフェッショナル制度
高度な専門家の残業代を0にする
電通高橋まつりさんの死はなんの影響も与えなかった
企画業務型裁量労働制
業務を管理する人や営業マンの残業代が出ない
都合の悪い事ほど抵抗が少なくなるために最初は抑えめにする
規制緩和をするのが当たり前になってしまう
止めることが出来ない
家計の貯蓄率はかなり下がっている
マイナスに入っている
日銀総裁黒田東彦
インフレで国民の財産を没収すれば借金は解消される
Posted by ブクログ 2019年04月29日
著者の明石氏が参考人として国会で意見陳述されたのを偶然見てましたが、説明が明快でとにかくわかりやすい!
そもそもグラフを見ればアベノミクスの失敗は一目瞭然なのに、なぜこれをごまかせると思ったのか…考えれば考えるほど問題の奥深さにゾッとする。
とにかく!数字は正しく!!そこからなのか!?先は長い。
Posted by ブクログ 2019年04月06日
面白かった。
安倍政権は一刻も早く辞めさせるべきだと思いました。
金融緩和は全く効果ないし、壮大な経済実験して失敗した感じがある。また過労死問題に逆行して高プロなど残業代不払いが認められるっておかしいと思う。
使用者側の政権だからこうなる。野党ももっとこうした経済の愚策を暴いて国民にアピールするべき...続きを読む。
労働者政党ということをが全く国民に伝わってない点もいけない。
本書は多くの国民が読むべきだと思う。特に何も考えないで自民党に入れている人には。
Posted by ブクログ 2018年05月03日
まさにこの視点が欲しかった!
めちゃくちゃ面白かったし、私自身がアベノミクスに対してもやもやと不安に思っている箇所が明確になりました。読んでよかった。
誇張した表現や語気を強くすることで過ぎた印象を与える部分もあるのかもしれません。「統計」「推測」という表現が多く、必ずしも真実ばかりではないかもしれ...続きを読むない。
でも、テレビやニュースでは教えてくれない真実の片鱗がこの本には詰まっていると思います。不都合な真実ですし、この本の中では今後の日本はどん詰まりかも。でも、現状把握の一端として、この本を手に取れてよかったです。強く生きよう。
Posted by ブクログ 2017年11月03日
気になることがあったら、知ろうとする努力をすることが大事だと思った。とはいえ、経済関係は苦手意識があるので、こうして腰を据えて調べてくれる人がいてよかった。
Posted by ブクログ 2020年12月16日
労務や消費者関連を扱う弁護士の視線で、統計情報を読み解き、実感のない経済成長であるアベノミクスの正体がいかに誤りで、どこまで欺瞞に満ちているのかを暴いた本。全部を鵜呑みにはできないものの、まあ圧倒的に権力を集約した長期政権ならば、この本の中で述べられている様々な粉飾や、強引な調整もあってもおかしくな...続きを読むいと思えてしまう。弁護士らしく理路整然とした訴えなので、著者の言う通り、野党政治家先生たちも反対ばかりしていないで、是非このような切り口で問題を提起、解決へ向けての立法に勤しんで欲しい。
Posted by ブクログ 2018年05月19日
アベノミクスという言葉の裏にある恐ろしい実態。アベノミクスとは、筆者によれば「史上最悪の経済政策を実行して、出口も見つからずに現実逃避をしているだけ」の政策のことである。その失策の落とし前は、もちろんわたしたち国民が引き受けなければならない。国債、円、株価の致命的な大暴落を招く前に、わたしたちにもで...続きを読むきる何らかの行動を起こしていかなければならないであろう。
Posted by ブクログ 2017年11月21日
分かりやすい。このまま、覚醒剤漬けのようなアベノミクスを続ければ、金融破綻しか待っていないことは分かる。余程の神風が吹かない限り。要は、消費や投資といった資金需要をどう喚起するかであって、マーケットに湯水のようなお金をどう循環させるかなのだ。早急にそのアイディアを突き詰める必要がある。
Posted by ブクログ 2017年11月19日
アベノミクスについて、そのからくり統計と分析によって暴いた一冊。
実際3本の矢は機能してないし、現在も景気が上がったように見えても経済の実態は変わってないということがよくわかった。
Posted by ブクログ 2017年11月18日
「分かりやすさに重点を置いた」と言いつつ、結構難しいところもあるので、完全に理解できた自信は無いが、統計に裏打ちされたアベノミクスの恐るべき実体に呆然。自民党や安倍政権が嘘つきなのはもはや分かり切ったことだが、これを読むと逆に野党に腹が立ってくる。安倍政権が、これだけ泥沼の経済政策をやっているのに、...続きを読むそれを正確に分析・批判し、広く国民に伝えようとしないなら、野党は一体何のために存在しているんだ。うがった見方をすると、憲法改正問題は、アベノミクスの大失敗から国民と野党の目をそらすための餌なんじゃないかとする思えてくる。「絶望は進化する」というキャッチフレーズは、アベノミクスのためにある。
Posted by ブクログ 2017年11月11日
実質GDPの話しは、経済統計を見れば、一目でわかります。
本当に不都合な情報は、マスメディアから発表されることはありません。
だから、自分で一次情報を調べていくしかない。
著者の功績は、「自分で調べると、多くの真実がわかる」ことだと思います。
ついでに言及すると、実質GDPも確かに、日本のここ数年...続きを読むの悲惨ぶりを語っていますが、
世帯所得を見てください。こっちの方が衝撃的です。
94年前後は640万円の世帯所得がありました。
20年経った今は、いくらだと思いますか?
480万円です。この20年で2割世帯所得が減少しました。
この数字には色んな解釈ができますが、
平均的に日本人は、貧しくなったということは事実です。
そして、これから、更に、貧しくなります。
恐らく30年前後には、300万円台になる可能性も高いと思います。
日本は今、人口減少、少子超高齢化、生産年齢人口の減少と、
世界で類を見ない事態に陥っています。
以前の国力を維持することは、もはやできません。
しかし、アベノミクスの国家戦略を見ると、
労働生産性をアメリカ並みにしようしています。
なぜか?GDPの規模を維持するためです。国民の所得を上げることには、
一切言及していません。なぜか、「できない」と政治家は、知っているからです。
これから、ますます、仕事上での生産性を求められます。
つまり、ストレスが増えます。
しかし、給与は増えず、絶対的に減っていきます。
もう誰でもわかっていると思いますが、日本人の少なくない人が、
いくら頑張っても、豊かになれず、そして、貧しくなっていっています。
そして、これが、かなり長期間に渡って続くであろう国が、今の日本です。
Posted by ブクログ 2017年11月02日
読みやすいが、グラフを頻繁に参照しなくてはならなかったので、読むのはちょっと面倒に感じた。しかし、アベノミクスが世上言われているような成功を納めているわけではなく、破壊的方向に進んでいるということは確認できたように思う。
Posted by ブクログ 2018年09月30日
経済の因果関係って複雑なのでこれだけで完全否定していいのかよくわからないのに、マンガを使ってこき下ろすのはどうかなと
根拠なく賛成、根拠なく反対
よりはるかにマシですけど
Posted by ブクログ 2017年11月15日
アベノミクスの現状分析については力作なのだが、それが続いたらどうなるのか、という分析が不十分。若い世代に読ませたいという意図からマンガの画を入れたのかもしれないが、今の若者に内容が十分に理解できるか疑問だ。キリギリス生活が行き詰まって、将来割りを食うのは若い世代なのだということをもっと強調すべきだっ...続きを読むたのではないだろうか。