あらすじ
新たな挑戦を続けるソニー不動産の次なる展開とは
『ソニーはなぜ不動産業を始めたのか?』第1版では、お客様への調査で9割を超える人が「満足」と答えたソニー不動産が、どのように立ち上げられたのか、そのビジネスの新しさや不動産市場における意義は何なのか、をみてきた。
今回の増補改訂版では、ヤフーとの業務・資本提携のいきさつも加え、それが可能にした「おうちダイレクト」という不動産売買プラットフォームの構築・運営が、消費者にとってどのような意味を持つものなのか、を明らかにする!
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Posted by ブクログ
ソニー不動産については、まったく存在を知らなかった。ソニ銀行、ソニー損保等は広告により把握していたが、まさかあのソニーがすでに不動産にも参入していたとは驚きだった。ソニー銀行は、顧客満足度が日本内で1位を継続していたことは知っており、これがソニー精神に基づくものであるとは勉強不足だった。ソニー創業者の一人井深大氏が提唱した「自由闊達にして愉快なる理想工場の建設」があるソニーとしての精神を垣間見える。
両手仲介が一番儲かると信じていた私にとっては、片手仲介にこだわり、またそれがブランドとして築くことが顧客満足度を上げるという視点がなかった自分が恥ずかしい。
この書籍では、ソニー不動産のビジネスモデルの説明のほか、西山社長の思考や人間性も説明されており、ビジョンが高い人はタイムマネジメントにこだわりがあるということが改めて実感した。アリストテレスの言葉にある「人は習慣によってつくられる。優れた結果は、一時的な行動でなく習慣から生まれる」が似合う社長の一人であり、尊敬すると同時に、自分もそのようになる。
Posted by ブクログ
ソニーのビジネスモデルが、前提アメリカ型を参考にしていて成功しているパターンがあるため、そこの住宅流通や日本もそこに向かいつつある情報訴求は、一つのパターンとして、持っておくべきだと思った。
滅失建築不動産の平均築年数が、30年なのはかなり驚いた。
もちろん、構造ごとの耐用年数については知っているが、木造が22年になっている理由などの深追いをしておらず、規定概念として頭に入れていた。
実際にそこの深い部分も知った上で、対話が生まれるとかなり自分の顧客への信頼感を得れると感じた。そのために過去の知見や経験の固定概念にとらわれず、除去して再構築していく姿勢は必要だと感じた。
Posted by ブクログ
2019/05/03
両手仲介を禁じて、片手で利益相反を無くす。
業界にいると理想論にも聞こえるが、やはりそうあるべきとも思える。
まだ始まったばかりの会社。
社員の方に会うといい印象だから、きっとだんだん大きくなっていくんだろうな。