あらすじ
家庭教師・鷲津兵輔が、生徒として引き受けることになった女子高生の倫子(りんこ)。彼女の父は、武闘派乾組(いぬいぐみ)組長・乾十郎だった。鷲津は、乾組という組織、十郎の「白か黒か」を徹底する生き様、そして倫子の凛とした存在に、次第に自分の所在を見いだしていく。博打、抗争、性愛……激流のなか、鷲津が手にしたものは──! 全てのひとが心に抱える深い闇を重厚に切なく描く傑作巨編!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
1000ページ!なかなか読み進まんわけや。。
”花村萬月”といえば”性と暴力”なイメージのとおり、濃密な性描写が多かったり残虐シーンもマジで気分が悪くなるので”エログロ”には要注意
ただ、全体としてはどちらかといえば”静的”な印象で、熱くなるシーンでもどこか褪めているような一歩引いたところから見ているような感じがある
博徒の話を中心に哲学的なお題も含め蘊蓄山盛りだけど、会話形式も多いためか、あまりくどく感じないのがよい
”虚無(偽の無)”の考察とか”写実と抽象”の話とか興味深いテーマもたくさんで読みごたえのある一冊
自業自得とはいえ鷲津のこれからを思うと、生きている方が辛いと感じることも多いのだろうけど、”虚無”を抱えながら死ぬまで生きていくんだろうなぁ、、、まったくハードボイルドやで
あー、京都に行きたくなったよう