【感想・ネタバレ】塔の上の秘恋のレビュー

あらすじ

塔の上に咲いた秘恋の花は、せつない散り模様で……。

赤ん坊のとき母に捨てられ、冷血な医師の父に育てられたヴィクトリア。独りぼっちの少女は父の働く病院の上にある塔で孤独を癒やした。やがて彼女はそこで働くようになり、敏腕ドクターのドミニクと出会う。顔を合わせれば口論する二人だったが、塔の上で鉢合わせしたある日、ふとしたきっかけで激情に駆られて熱いひとときを過ごした。彼に惹かれる想いを抑えて一夜限りの関係と距離を置くことにしたが、思いがけずヴィクトリアは妊娠し、状況は一変した。事もあろうに、人間不信のドミニクは自分の子かどうかさえ疑う始末。それを知ったヴィクトリアは決心した――おなかの子は私一人で育てるわ……もう私には近づかないで!

■ロマンス作家として円熟の境に入った感のあるC・マリネッリ。本作は、親の愛を知らない孤独なヒロインと過去の衝撃体験から人間不信に陥っているヒーローの一筋縄ではいかないドキドキの恋物語で、ウィットに富んだ会話も楽しめます!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

ネタバレ 購入済み

医療モノ、家族モノ…

ヒーローがヒロインの妊娠に冷たい反応だった理由は自分の同棲恋人が弟に寝取られ、義妹になってしまった事による女性不信。そのせいでヒーローは家族との関係がこじれていて、ヒロインは元々父親だけ、それも情のない父親に放置気味で育てられて孤独癖の強い女性。恋愛と同じくらい家族関係のアレコレの描写が多い。恋愛に関しては正直、兄弟で一人の女性を…っていうのはイヤだった。ハーレクインではよくある設定だけど本当にモヤっとさせられる。キレイに終っていてもスッキリしない。あらすじで触れてないから知らずに購入してこのタネ明かしだと苦手な人は落胆してしまうんじゃないかなぁ。注意。

0
2017年12月01日

「ハーレクイン・ロマンス小説」ランキング