あらすじ
歓楽都市ミダスの郊外、特別自治区ケレス――通称スラムで不良グループの頭(ヘッド)を仕切るリキは、夜の街でカモを物色中、手痛いミスで捕まってしまう。捕らえたのは、中央都市タナグラを統べる究極のエリート人工体・金髪(ブロンディー)のイアソンだった!! 特権階級の頂点に立つブロンディーと、スラムの雑種――本来決して交わらないはずの二人の邂逅が、執着に歪んだ愛と宿業の輪廻を紡ぎはじめる…!! ※口絵・イラスト収録あり
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名作です!
ハードカバーの本に比べて細かい内容が充実していて、そうだったんだと納得することが多くとても良かったです。
こういうややSFちっくな内容なのに、気持ちの揺れや変化の描写が素晴らしく何度も読み返しては号泣してます。
身分差の悲恋というのはたくさんの作品があるけれど、ここまでお互いが最後まで意地を張り通して、だけど相手が何より大切なんだということを最後の最後で態度で示すという、こんなに男前二人の話はないと思います。
BLというカテゴリーではなく多くの人に読んでほしい作品です。
古き良き……
ダークファンタジーSFBL。
冒頭、しょっぱなから飛ばしてます(笑)
懐かしさもあって手を出しましたが、令和に読むと色んな意味でスゴいです!
もう、行間やら、言葉の端々から漂うJUNE臭、JUNE味のすごいことすごいこと!家系ラーメン豚骨背脂ニンニク増し増しって感じで胸やけ気味…。
こんなに厨二感あったっけ?!いや、あったは!と記憶を手繰りよせつつ、勘を取り戻しつつ読破。
手を出したからには最後まで完食せねば!と意気込んでいましたが、ラストにたどり着くのはしばし先になりそうです…。