あらすじ
ついにインターハイが開幕!快進撃を続ける幕ノ鎌は、初出場の団体戦で決勝に進出。関東大会では負けてしまった翔華学園との決勝戦、決着は部長・大河内のシングルスの勝敗に委ねられた…。一方、池田コーチの良からぬ噂が囁かれて…!?コミックス版から大幅に加筆・修正した完全版!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
目を背けてしまうこととそれから逃げない強みが描かれた7~8巻。
目を背けるということ。黒田のトラウマ解消で始まる7~8巻は自分の持っている不安や苛立ちから目を背けてしまうような描写が多かったです。ルウイが持つ冷静になってしまう自分に対しての苛立ち、駿の母親に対して侮蔑と後悔が入り混じった感情、一見この二人はテニスという目的に集中しているようでどこかテニスに逃げている節が少し目立ちます。テニスによって苦しむルウイに対して、テニスで全て解消しようとする駿、この二人の対決は精神面での対比にもなっているのが面白いところです。自分からまたは自分以外の誰かから目を背けるということがどれだけの苦しみかをこの二人で表現しているのがとてもこの作品の良い部分です。
逃げず、闘う。今回は逃げずに闘う者たちの意志も見れる構成となっていました。ウチくんのインターハイ決勝では夢を追い続け、必死に努力したものが掴める勝利というスポーツもののベタながら嬉しい展開でした。どんな場所でも逃げずに戦える素質を持てる人っていうのは尊敬に値します。また、テニス部顧問である池田にも今回スポットが当てられました。自分が過去に犯してしまった罪を否定せず、自分以外の為のテニスを子供たちに教える姿っていうのは更生と言うと癪に障りますが、それが彼なりの罪の償い方と思うとなかなか感慨深いものがあります。絶対逃げてはいけないとは言わないが、踏ん張って闘うっていうのも大事ですね。
2年目の団体インターハイも終わり、次はいよいよ個人戦へ。恋模様にしろテニスにしろ期間はあと1年ありますので、まだまだ楽しめそうです。
Posted by ブクログ
子供とは言え人のラケットにいたずらしたり
鞄を捨てたりするのも酷いが、
そういうの相手だからと言って暴力を振るう伊出も
相変わらず子供。
先生の過去はどんなに酷いことをやらかしたのかと思ったが、
箔をつけるために先生を参加させて
今まで頑張っていたメンバーをレギュラーから外した
学校の対応が間違っている。
それは元の部員たちは面白く無いし、
負ければいいと言われたら先生も面白くないし
別に試合に勝つ必要もないのだから
プレイを止めてしまっても正直仕方ないと思う。
金本のしたことに対して随分寛大な処置だなと思うが
当事者同士がそれで良いならまぁ良いのかなという感じ。