あらすじ
●あらすじ/幼い頃からその美貌でスター街道を歩み、永遠の聖美女と呼ばれる女優・若草いずみ。だが、人知れぬ彼女の素顔には、残酷な老いの痕がはっきりと広がっていた。美しさを失うことを異常なまでに恐れるいずみは、ある夜絶望から半狂乱となり、幼いころからの主治医であるひとりの男を自宅へ呼ぶ。そしてその夜から、“永遠の聖美女”は突然自分の子供を欲しがり始め…?
●本巻の特徴/楳図かずおデビュー50周年記念企画として刊行中の“UMEZZ PERFECTION!”第10弾は、神をも畏れぬ所業、母娘の“生”の交換を描いた、楳図かずお戦慄の大傑作「洗礼」! 初出時のカラー原画を多数収録した、これぞ究極版!!
感情タグBEST3
友人が、「洗礼」を、数あるうめず先生の作品ベストワンに選んでいます。
女性の美への執着をこれ程こだわって描ける人はいないと言っていました。
私はベストワンなら、まとまりのよい「おろち」シリーズをあげますが、小さな作品にしても、長編にしても、究極の恐怖、究極の孤独、究極の追及、究極の執着の描き方がもう究極的です。
感性の奥深さも先生ならではです。
Posted by ブクログ
怖かったー。怖かったよー。美への執着モノはおそろしい。そして、どうして長い針を麻酔代わりにして手術をするんだろう。脳の蓋をぱかっとはずしたりなんかして。本当に怖いってどういうことか、研究し尽くされているような気がする。優しかった人が豹変するとか、助けを求めているのに信じてもらえない、伝わらないとか。声がでないとか、体の自由を奪われるとか。リニューアルされてカラーも美しかったです。
おかーさん…年取ってからの変貌ぶりがすごい。
何やってもきれいになれないってあきらめたのか?後々の計画があっても、今現在すこしでもマシに…とかは考えないんだろうか?
手術後の突っ走りぶりが楽しみ。
Posted by ブクログ
持ってるのは違う版だけど、とりあえず。「洗礼」の意味も知らない小学生のときに読み、当時にしてはエッチな話に、ドキドキして、親に見つからないように物置に隠したのが懐かしい。
Posted by ブクログ
悪夢のはじまり第1巻。
女の「美」への執着はものすごい。
楳図かずおちゃんのこのイマジネーションもすごい。
本質的なところ、敢えて普段は皆隠している部分をひょいとつまんで100倍くらい面白くそして恐ろしく美しく仕上げるこの想像力。
いえいえ1巻なんてかずおちゃんの恐怖の世界へのプロローグにすぎないのよホホホ。
Posted by ブクログ
美しさへの執念・・・怖い・・・。
でもホラーだめな私でも意外といけたのは
人物がお人形さんみたいに綺麗に描かれているからなのかな?
怖いけど続きがきになる。
記憶の中と
かなり昔に読んだ記憶ではプロローグを覚えていなかった。別の作品?だったのだろうか。帽子で頭の大きさを測るところはなぜかはっきり覚えていた。