【感想・ネタバレ】おまえのすべてが燃え上がる(新潮文庫nex)のレビュー

あらすじ

樺島信濃(かばしましなの)は、逃げていた。誰から? 包丁を持った女から。なぜ? 愛人であることがバレたから。逃げて、逃げて、逃げて。今はスポーツジムのアルバイト。けれど、給料では生活費すら賄えず、貢がれたブランド品を売って、なんとか暮らす二十六歳の日々。これではダメだ。わかっている。でも。そんなある日、弟が元恋人とやってきて……。愛とは。家族とは。切なさ極まる長篇小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

うーん。結構長い人生の話なのに、なんだかさらーっとしてる感じだった。浅いのかな?会話は笑えるところもあったけど。特に後半は走馬燈のように終わっていった。

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2017年12月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 『知らない映画の~』『砕け散るところを~』に続く新潮文庫nexでの第3弾。それなりに重い幼少時代の設定があり、愛人生活を経て貧乏フリーターをしている「信濃」と、高校以来の幼馴染「醍醐」の話。

 主人公「信濃」は人との距離の取り方がやや不得手のようで、それは親友?の「醍醐」であっても例外ではない。彼女が辛いときに現れる弟の「睦月」の存在は、かえって彼女のいびつさ、求めているものを際立たせる。
 主人公たちの設定や仕掛けは結構食傷的な感じもするが、ネガティブで不器用な独白には共感するとこがないでもない。

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2017年06月10日

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