【感想・ネタバレ】エミリーの記憶のレビュー

あらすじ

ジョイン・カクテルとは、記憶や感覚を共有しながらのセックスが可能になる飲み物だ。エミリーという少女とプレイし、彼女の記憶をのぞいてしまった男の心情を描いた表題作、敵の心を読むことのできる特殊技能兵が、戦場でサイコティックな恐怖を体験する「逝きし者」、戦闘訓練シミュレータに入っていた警官の不可解な死の謎にせまる「過去を殺した男」など、人間の記憶と意識のありようを鋭く描き出した物語、全14篇。

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Posted by ブクログ

スペースファンタジーではなくサイエンス・フィクションな方のSF。様々な時代・設定からなる短編集。

どの作品も印象的。共通しているテーマは喪失感?
誰かの死であったり、あるいは何かをなくしたり。そういったものが物語の根底にあるせいか、本を読んでいるのに何かを失う物悲しさが付きまとう。
特に一話目の「逝きし者」の結末には強いインパクトがある。これが最初にあることで、本全体に引き込まれる。
オススメの話は「逝きし者」「ぼくの街」、そして表題でもある「エミリーの記憶」

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2015年04月10日

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