あらすじ
数々の経営者や企業を取材してきたブックライターの上阪徹氏が、
今回選んだターゲットは、明治大学。
受験生には当たり前の情報かもしれないが、
バンカラのイメージが強い明治大学がいま、女子に人気の大学になっている。
たしかに、御茶ノ水駅から神保町に向かって歩くと、
オシャレな高層ビルが並び、おしゃれな女子大生の姿が目に付く。
・学生運動の立て看がない!
・オシャレな美男・美女が多い!
・米国のディズニー・ワールドに留学できる!
・図書館に学生が5000人!
・就職サポートが充実している!
創立136年の伝統的な組織、
しかも大学という保守的な“事業”を営む組織が、
なぜこれほどまでに変革できたのか。
「伝統だけではメシは食えない。
ブランドイメージを変えるには、
誰もいないポジションで1位を取り続ければいい」
他大学がベンチマークする驚愕の秘策を徹底取材し、
変わらなければならないのに、変わることができない、
日本企業の壁を打ち破るヒントを描く。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大学の個性、アイデンティティをもったのが勝因なのでしょう。
日本の大企業にも見習う点はたくさんありますし、こういう学生出身の人が働く会社が勝ち抜くのでしょう。
Posted by ブクログ
同じ時期に同じような大学ブランディングの書籍が出版されるなんて、関係した人たちは冷や汗をかきながら読み比べたに違いない。『近大革命』が当事者自身の書く自伝スタイルなら、こちらは部外者が書くノンフィクションスタイルという違いはあるとはいえ、どっちにしても大学紹介のパンフレットになってしまっている部分が見受けられるのは仕方ないか。役割上、ど真ん中に突き刺さるところもあるんだけど、もうちょい関係者の群像劇を見たいというか。ちなみに本書には、知っている人が重要な証言者として出ています(そのことを知ってて読んだわけではありません)。
Posted by ブクログ
対内的と対外的に強みがある。
対内的には、①組織形態(理事長と学長の2長性)②手厚い奨学金③就職などのサポートなど
対外的には、①独自の学部(漫画など)②ポジショニング(ばんから×おしゃれ)など。
変化に強いというのが一番強みかな。
Posted by ブクログ
就職支援はすごい。親目線で見て、子どもを明治大学に行かせたい、と思わせるものがあった。
あと当たり前のことが当たり前に行われていることにも驚いた。当たり前のことができないのが、この日本の停滞病だと思うからだ。
たしかに、この本を読んで、私の明治大学観は変わった。
あとがきを読んで、早稲田のイメージもアップした。
Posted by ブクログ
明治大学のブランディングについて、書かれた本。
自身、明治大学とは何の設定もないが、ここに書かれたことが、
狙ってなされたのだとしたら、大したものだと思う。
いずれにせよ、学生ファーストの姿勢がよく伝わってくる点は好印象を抱く。
リバティータワーにも一度足を運んでみたい。