あらすじ
夜勤中に地震に見舞われ意識を失った看護師の紗穂。気がつくとそこは1944年のマニラで、さっきまで病室にいた老女の若き日の姿になっていた! 困惑を抱えたまま、従軍看護婦として戦争に巻き込まれる紗穗。それでも、持ち前の明るさで数々の理不尽に抗いながら、過酷な日々を駆け抜けていく。反戦の意志と、命を背負った女たちのかけがえのない青春が紡ぐ圧倒的感動作。
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Posted by ブクログ
戦争末期のフィリピンの惨状と従軍看護婦の仕事を初めて知りました。
現代社会の戦争のない平和な世界に生きている。
そのため、戦争の悲惨さを学ぶには、とても大切な1冊だったように思える。
命が1番大事で、命より大切なものはないってことを改めて思い知らされる。
この今の社会では、当たり前の考えが、1944年頃は、とても、ユニークな考え方だと言われていた。
そのような現実からすると、今から100年後の世界は、どれくらい考えが変わっていくんだろうと思った。
とても感動する1冊で、何度も泣いてしまった。この本を読み終えてしまったのが悲しい。
ドラマを見てみたいなと思った。