あらすじ
菅官房長官に質問をぶつけ続ける著者。演劇に夢中だった幼少期、矜持ある先輩記者たち、母との突然の別れ……。記者としての歩みをひもときながら、6月8日を境に劇的に変わった日々、記者としての思いを明かす。
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Posted by ブクログ
東京新聞の望月記者が、自身の記者としての率直な体験、気持ちを書いている。
新聞記者の現場の状況がリアルに伝わってくる。
命を懸けて記者をやっているのだということがよくわかった。
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新聞記者。望月 衣塑子先生の著書。空気を読まないのと空気を読めないのは違う。誰もが羨む一流大学の慶應義塾大学をご卒業されて誰もが羨む一流企業の中日新聞社に入社された望月 衣塑子先生はエリート。望月 衣塑子先生が空気を読めないはずがない。望月 衣塑子先生は空気を読めるのに空気を読まない。きっとそれが望月 衣塑子先生のジャーナリストや新聞記者としての矜持なのかも。望月 衣塑子先生のような矜持のあるジャーナリストや新聞記者が増えればきっとこの国も良くなるはず。
良かった
本書をきっかけに著者のドキュメント映画と新聞記者の映画、Netflixのドラマと一気に観ました。
まずは本書とドキュメントをセットで観たほうが良いですね
Posted by ブクログ
報道とはこういうものだ!というのを貫いてますよね。
すべてを報じることは無理だと思うが真実を知らせてほしい。望月さんがおかしい?みたいな感じだけど、望月さんが当たり前なんだよね?報道人は!そう思いますが。
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とにかく面白かった!
映画はオブラートに包んで何の事かよくわからなかったけど 本の方が何倍も面白い!
望月さん 頑張って欲しい!
読み終わったら「菅さ~ん」と思ってまう
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この本をきっかけに日本のジャーナリズムの現状を知ってもらいたい。
そして、「日本のジャーナリズムはどうあるべきか」を考え、急に変わるようなものではないけど、少しでも現状が変わっていければ良いなと思う。
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アカデミー賞受賞し、その前から硬派な内容に惹かれたから原作を読んでみた。3年前の事でも現在進行中の話題で、政治家たちの深い闇を覗いた気がした。
Posted by ブクログ
信念を持って、おかしい、ずるいところを追求して、真実を引き出していこうとする望月記者。権力者は手に入れた権力に溺れてしまいます。忖度されることに慣れてしまいます。そこを突き破る質問を投げかける望月記者。
正論を持って、追求する姿に反感を持つ人は少なからず居ます。望月記者はSNSでも叩かれています。それでも信念は曲げない。その姿は今の世の中では貴重だと思います。
私は記者にはなれないと思いました。精神的にも耐えられないと思います。しかし望月記者のような人が居なくなると怖いと思いました。望月記者の活躍を注視したいと思います。
映画も見てみたいと思います。
Posted by ブクログ
この本が元になった映画を見た感想
日本の政治の裏を見たような...
小説の中のフィクションであるとは思うが、加計学園が本当にこうだったら。。。なんてゾッとした
Posted by ブクログ
かなり前に買って、読まずにいた本。
安倍内閣は何かおかしい。
というか、あの奥さん、昭恵さんがおかしいのにコントロールできないのに政治なんてやれんの?と常々思ってた。
だけどマスコミもおかしい、なんかバランス感覚がないというか偏り過ぎなんだよなーと。
読むまでは、ちょっと偏りのある方なのかなと思っていたけど、そういうタイプではなくてめちゃめちゃエネルギッシュという印象。
望月記者みたいな人も必要だとは思う。
記者会見でも、質問なのに自分の意見を滔々と述べる人とか、質問が長すぎて何を聞きたいのか、わからない記者はイライラする。
菅さんには特に一問一答みたいに短くどんどん質問して、答えになっていない時には、本の中で援護してくれた記者みたいに理詰めで攻めて欲しいな。
敵も味方も多いだろう。
ま、菅さんとは水と油だろうなー。
めげずに頑張ってほしい。
Posted by ブクログ
現在のジャーナリズムと政治のジャーナリズムに対する向き合い方に警鐘を鳴らす1冊。タイトル通り、「新聞記者としての私が、ジャーナリズムのこれからを変えるには」という内容だが、各社の報道によって日々の情報を支えられている私たちが知っていてもいい内容だろう。
だが、筆者の自叙伝という側面が強く、中には解決済みとされた事件に対して未だに食い下がっている部分もあり、筆者のイデオロギーと読者のイデオロギーが違った場合に、記述内容を素直に受け取れない可能性がある。
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淡々とした筆致ながらもその熱い思いが伝わってくる。著者のキャリアアップストーリーは、仕事と真剣に向き合ってきたからこそであろう。一皮向ける瞬間、会社の垣根を超えた人との出会い...。自身の仕事観を今一度考えさせられた一冊。
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2017年当時の記者会見映像を見返してみる。本人が認める通り確かにうまくはない。簡潔にまとまった質問ではない。物議を起こしたが、応援の方が多かった。そして、政治部の問題を炙り出すことになった。そこに至るまでのどのような経緯があったか、記者としてどういう思いを持っているか、本書で語られる。仕事に子育て、母親の看取り、スクープとミスを重ね、人として記者として成長していった様子がわかる。今のメディアの病理は根深い。「空気を読まない」ことよりも「読み過ぎる」ことの罪の方が重い。一石を投じた功績は讃えたい。
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映画の元になった本ということで読んでみた。
菅官房長官の会見時のやりとりが多く取り上げられているが、菅さんが総理になった今後について続編を期待したい。
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正直なところ、文章自体は熱っぽくて苦手だった。徹底的に政権に質問し批判するスタイルは、感情的にでもならないとできないことなのかもしれないとちょっと思った。
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筆者の本は3冊目。当然、同じ内容のものを書いても仕方ないから、本書は生い立ちに重きが置かれている内容。いかにして今の望月が出来上がったのか、的な。歴史上の偉人伝ならいざ知らず、現代人の評伝に興味がない自分としては、前半のそのあたりのくだりは、正直退屈。でも、インタビュアーとしての本領を発揮し始める中盤以降は、他に読んだ著作とかぶる内容もあるにせよ、やっぱり圧倒的にスリリング。前のめりに応援したくなる。
Posted by ブクログ
新書だったので新聞記者の仕事術など客観的整理本かと思いきや、著者自身の記者人生をまとめたルポだった。
思いついたままに述べているので、読む側のマインドセットとしては新書よりも小説のように扱った方が読みやすい。
取材内容など全て実名でありのままをさらけだしており、臨場感がある。新聞記者の生き方、権力との戦う姿勢や葛藤が垣間見え、一種ドラマを見ているようであった。
同業に就いている同期が何人もいるので、親近感を持ちながら読むことが出来た。特に朝日でも読売でもなく、東京新聞配属だからこその著者の色が見え、主観的立場が知れてよかった。
Posted by ブクログ
映画を観てから読みました。
てっきり映画の本版だと思って読み始めたところ、実在の新聞記者だと分かり驚きました。
物語のように、真実を追求する新聞記者がいるものなのだと。
先にこの本を読んでから映画を観れば、もっと熱い気持ちで観られると思います。
Posted by ブクログ
以前から気になっていた本。臨場感のある事柄が書かれていて、新聞記者の取材方法、気持ち、メディアで報道されていない事件の裏側等、実名も交えて出てくるので「えー!」という驚きを持って読み終えました。テレビの菅官房長官の定例記者会見で時々名前を聞いた東京新聞の望月衣塑子記者。ネットで酷い書かれ方をしていたのを読んだこともあったので、興味もあってこの著者を手にしたのだが、日歯連事件、森友加計学園の疑惑、村木厚子さんの事件、他最近の大きな事件を追いかける望月記者の心意気みたいなことが伝わってきました。ネットの書き込みを見ただけでは鵜呑みには出来ないなあと改めて感じます。
「私は特別なことはしていない。権力者が
隠したいと思うことを明るみに出す。そのために、情熱をもって取材相手にあたる。記者として持ち続けてきたテーマはかわらない。これからも、おかしいと感じたことに対して質問を繰り返し、相手にしつこいといわれ、嫌悪感を覚えられても食い下がって、ジグソーパズルのようにひとつづつ疑問を埋めていきたい。」
応援したくなる一文です。
Posted by ブクログ
今回(第43回)の日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた「新聞記者」。
映画は観ていないが、その原作ということで読んだ。
著者の生業は新聞記者であり、その仕事に対する姿勢は、まさに新聞記者のあるべき姿ともいえるのではないだろうか。
タイトル「新聞記者」とはピッタリである。
東京新聞の社会部に所属しているが、政府の取材も精力的に行っている。
その行動は、テレビやネットでも話題になった。
やりすぎて自身も反省することがあるようだが、事件を追うその情熱はすごいと思う。
時に政権から睨まれ、脅しとも取れるような目にあうこともあるようだ。それでも怯まず記者としての仕事をしている著者は恰好いい。
伊藤詩織さんの事件、森友事件などが進展を見せているのは彼女のような記者の力によるところも大きい。
国民が問題意識を持ちだした。
著者が大切にしているガンジーの言葉を、私もここに記録しておきたいと思う。
記者でない、我々市民も同じように問題意識を持ちながら日々の出来事を考えたいと思う。
Posted by ブクログ
松坂桃李くんの映画を見て、原作の望月記者のエッセイどんなのか読んでみたくなった。全然違うものだった。
これはこれで面白い。望月記者の生い立ちや記者生活を書いたエッセイだが、一時期左派から持ち上げられてた感じとは違うのではないかと思う。
・もともと俳優志望だった
・父も記者をしていた
・念願の留学先で大ケガをした
・読売新聞にスカウトされて結構揺れていた
・菅官房長官の記者会見に参加したのはわりと最近
・夜討ち朝駆けの事件報道が基礎にある
・取材に重要なことは真実を知りたいという情熱
昭和の少年漫画みたいな、ちょっと懐かしい感じのノリというか、「わかりやすさ」だった。
空気を読まないで質問をし続けたことで結果的に菅官房長官の記者会見の質問が制限され、時間を短縮されるようになったことで記者クラブから注意をされたりしている。
もちろん、そんなことで記者会見を制限する方がおかしいし、空気を読むとか同調圧力のような注意は筋違いである。だが、注意される感じはなんかわかる気がする。
これで映画作ろうとするのすごいな。
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正義感に燃えている人、燃やしたいと思っている人が読むといいのかな。作者は信念を曲げず立ち向かえる人なんだけど、少し常人離れしていて、私には共感することが難しかった。なかなかあんなふうに立ち振る舞える人はいないんじゃないかな。
また、仕事に邁進していながら、結婚して子どもも2人いるという、いわゆる女性の幸せも掴んでいる。すべて手にしていることへのやっかみの様な気持ちも湧いてくる。願わく望月さんの弱い部分をもう少し曝け出してくれると、グッと入り込めたかもしれない。
Posted by ブクログ
ネトフリのドラマを観ていたので、森友・加計学園の話が中心なのかと思いきやそうではなく、望月さんの新聞記者としての歩みについて書かれていた。心無い言葉をかけられることも多いと思うが、こういう記者さんにこそ頑張っていただきたい。
Posted by ブクログ
途中になってたのをようやく読み終えた。
質問する新聞記者(当たり前なのにこれが珍しくなってる異常な昨今)の手記。
ジャーナリストとしての姿勢には頷いたり疑問があったり。
スクープを追う姿勢は、これがあるから闘えるのだろうけど読者としては発表予定のできごとをどの社が一番に報じるかなんてどうでもいいよなと思ったり。
でもその辺も順に書いてあるから新人の頃と異動した頃と今とでは考えが変わってる。
クセや主張の強いこの人が今政治記者として必要なのは今が異常だから。
普通に聞いて普通に答える透明性の高い社会ならこの人がこんなに叩かれながら闘う必要はない。
『不断の努力』とはこういう積み重ねだ。
Posted by ブクログ
新聞記者になりたいと思う人はどんな人なのか、というイメージがわいた。好き嫌いはあると思うが、こういう性格の人も必要だろう。
自分の昔話がかなり多いがそれは仕方ないだろう。著者が素晴らしいと思う人が実名で紹介されているのは好感度高い。
Posted by ブクログ
同タイトル映画を観て興味を持って読む。
この書からあの映画の脚本ができたかと思うと、映画の脚本家に拍手を送りたい。この書はこの書で一気読みするほど面白かったけど。
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Twitterでフォローしている記者の著書。
閣僚の会見と質疑はパフォーマンスだが、著者は政府の隠し事を確信をついて質問する、そんな方だ。
バンバン暴いて欲しい。⭕️
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望月いそこ衣朔子 萩原朔太郎はぎわらさくたろう 埼玉県との県境に近い東京都練馬区南大泉で生まれ育った私は さい崔洋一 山谷地区 千葉県鋸南町の鋸山の山中に遺棄した 記者と取材源との信頼関係は瓦解する 事由がない 禍根を残す 官邸会見 けい憩室炎 すが菅義偉よしひで官房長官 森友・かけ加計問題
Posted by ブクログ
このノンフィクションを原案とする同名の映画を観た後、
実は自宅に本が既にあったことを知って読んでみた。
東京新聞の記者さんの自叙伝であり、
新聞記者という職業にまつわる様々な話、そして、
現代日本に渦巻く問題について、etc.
滅茶苦茶マルチタスク。
視野が広く頭の切り替えが早く、行動力があって、
協調性も高くなければ務まらない職種なのだな……と感心。
ここからはパンフレットを登録できず、
鑑賞後に感想を書けなかった映画について少々。
女性新聞記者の熱意と奮闘をクローズアップした
フィクションで、
制作サイドが「世界観」を共有するために、
望月衣塑子『新聞記者』を読み込んだ、ということなのかな、と。
映画のストーリーと雰囲気は、
テレビでよく見る二時間ものの刑事ドラマから
刑事を差し引いたかのような趣だった、
変な言い方だけれど。
したがって、途中、
「警部殿、そろそろ出番ですーーー!!!」
と叫んでしまったのだった(笑)――心の中でね。
ともかく、マスメディアは「公人」に対しては
一切の忖度なしで
今、何が起きていて、どこが悪いのか、
事実を正確に伝えてほしいと思った。