あらすじ
東京五輪プレマラソンで、自爆テロが発生。現場では新開発の人工血液が輸血に使われ、消防士の向井圭吾も多くの人命を救った。しかし同日、人工血液が開発された病院で圭吾の妹が急死する。医師らの説明に納得いかず死の真相を追い始めた矢先、輸血された患者たちも圭吾の前で次々と変死していく――。胸に迫る、慟哭必至の医療ミステリ。
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Posted by ブクログ
ゴールデン・ブラッドって、ほんとにある血液なんですね。
ちょっとずつ不信を感じて、ちょっとずつ新しいことがわかっていくけど、なぞも深まるところが面白かったです。この方、結構身内を殺しますよね。そんな中で、東海林がひょこっと出てきたところで、安心してしまいました。最初、全然気づかなかったけど、検死官コメントででやっと気づきましたが。兄妹のくだりは、いらなかったなぁ。
Posted by ブクログ
2018/4/25
つらいのに後引く展開。先を読みたくて仕方がない。
謎が次々出て、誰が敵で誰が味方なのかハラハラドキドキ…思う壺。
あと、大事な人を突然亡くす痛みがしんどい。自分のも思い出す。
テロに巻き込まれた時の様子も自然。って言い方でいいのかな。すんなりその世界に入れる。
上手いんやろな。合うのかな。
ただ今回の結末のつけ方は好みではない。
茹田まごすきはなんなのよ。もうちょっと説明して欲しい。
妹の告白は必要か。そこは圭吾のために蓋をしたままにしてあげたかった。
圭吾も天使になる必要はあるの?白鳥とやらは他意はないの?
読者が考える含みなのかもしれないけどもうちょっと教えて欲しかった。
あ、この人の会話文が特に好き。
そして東海林先輩出てきてキャー!ってなった。
そこまで東海林先輩推しでもないのに。
物語間のリンクってなぜこんなに得した気分になるのか。
知ってる優越感か。
今回は絶対信用できる東海林先輩って立ち位置も関係したかな。
商店街の面々素敵です。
Posted by ブクログ
山田宗樹のような発想笑。でもこういう妄想は嫌いじゃないな。ただ、日本の厚生省はそんなに簡単に許可しないでしょ。
あったらすごくいいと思う。ゴールデンブラッド。金色じゃなくてもいいけど、マルチブラッドになればもっと人を救えるのに。でも自分が輸血される立場だったら怖いので拒否しちゃいそう。
Posted by ブクログ
201711/猟奇班シリーズの内藤了による医療ミステリ、とのことだがネタ的にはわりとありがちだしミステリというにはちょっと粗い。とはいえ、面白く一気読みだった。兄妹モノがあまり好みではないこともあり主人公達にあまり魅力を感じなかったけど、虎吉会長達をはじめとするご近所の面々がナイスキャラで、物語の面白さを増してる。キャラ頼りの感もあるけど、某氏がファンサ的登場かと思いきやかなりの活躍をしてたのは楽しくもあった。
魅力のない主人公
主人公、妹、薫、母と魅力がない。
下町商店街の方々はいい。
上記4人に下町、商店街育ちな雰囲気がない。
(主人公、母はしかたないとしても)
主人公には終始イライラしました。
キャラ設定が理解できてないだけかもですが。
熱いのか冷めてるのか、冴えてるのか鈍いのか。
ただ不安定な男性なのか。
結局は一方的に説明されて幕を下ろされます。
今までの流れは何だったんだとなり、
スッキリしません。
最後の最後で手紙
医師が幕末時代に飛ばされるドラマの
最終回を思い出しました。
残念な気持ちになった1冊です。