あらすじ
この物語にあふれる優しさは、誰の心にも響くものに違いない。
(大垣書店イオンモールKYOTO店 辻香月)
海の生き物ならば誰もが知っている島のように大きなくじらの「ジマ」は、嵐の海で出会った人間の赤ちゃん「ナミ」を自分の背中の上で育てることになってしまう。人間の子育てに悪戦苦闘するジマだが、海の仲間たちの協力もありナミはすくすくと成長していく。そしてナミが5歳になったとき、ジマはくじらの群れを率いて「マジックオーシャン」を目指すことを決意する。だがそれは、生きるか死ぬかの運命を賭けた過酷な旅の始まりだった―
20万部突破『22年目の告白―私が殺人犯です―』の著者、待望の新刊にして、大感動作!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
読み終わり、崖の上のポニョとガンバの冒険を思い出してしまいました。痛快冒険作に思えてなりません。海で遭難した赤ちゃんをくじらが育てるなんてなんと奇想天外なお話なんでしょう。シャチのギラとの闘いのシーンは迫力満点、手に汗握る面白さでした。ラストは涙なくしては読めません感動しました。ぜひアニメ化してほしい作品です。
Posted by ブクログ
可愛らしい表紙や平和そのものと言えるタイトルとは違い、悲しい現実や葛藤、そして命をかけた熱いバトルがあり、いい意味で予想を裏切られた一冊です。
終盤に「どうしても暗い結末になるだろう」という現実が出てきますが、最後は悲しくもあり、嬉しくもあり、幸せでもある温かい言葉でエンディングを迎えます。
大きくて、物知りで、強い、神様のようなクジラが見せる弱くリアルな感情はとても心に染みました。
Posted by ブクログ
くじらのジマが、人間の赤ちゃんナミを育てる物語。何でもありのジマ。背中は平らでサッカー場くらい広く、潮を吹く代わりに赤ちゃんのミルクが出てくる。背中から手まで出てきて哺乳瓶にミルクを入れたりナミをあやしたりする。ナミが歩き始めると、安全のために筋肉を盛り上げて背中に壁を作る。ファンタジーは好きだけど、このくじらの設定はすんなり飲み込めず。いまいちなまま読み進めたけど、最後は良かった!ナミが幸せになりますように。
Posted by ブクログ
船の事故でたった一人生き残った赤ちゃんのナミ.くじらのジマたちに見守られ明るくまっすぐに育っていく.ジマとの別れまでの海の生活の中で,悲しいこともあるけれど自然の厳しさ以上の美しさや友情がいきいきと描かれている.ジマの背中から出てくる手のようなものって何だろうとこれが不思議だった.