あらすじ
ある少女と星の糸のお話。完結編です。書き下ろしの後編と、再編した前編を合わせたものです。
※本作品は、『メイドインアビス』のつくしあきひと先生が2011年8月に発売したオリジナル作品の電子版です。
感情タグBEST3
美しく悲しい
メイドインアビスの作者であるつくしあきひと先生の作品ということで購入。先生らしい美しく暖かいタッチの世界から後の展開のコントラストに心がギュッと締め付けられる。
希望と絶望がキレイに折り重なった作品でした。
読めば読むほど胸がキツくなりつつも、
希望を抱くことの大切さをヒシヒシと感じられ、まさに名作って感じです。
きゅっと切なくなる
ページ数の少なさに少しショックを受けたけれど、内容は一生忘れないような、永遠に思えるほど濃いく刻まれるようなものでした。
読み終わってもずっと考えてる。
未だ見えない希望を信じて。
話のジャンルとしてはSFなのかファンタジーなのか。
とある星に、たった一人で生きる少女が、天から垂れる輝く糸を見つけます。糸を弾くと、先の見えない向こうから、反応がありました。自分以外の誰かの存在に心躍らせる少女は、それから糸と共にで過ごし、糸の先の誰かと幾らかのやりとりを交わし、ついに糸を上ることを決心します。
過酷な道のりを、糸の向こう側への希望を信じて進み続ける少女。その先には何が待つのか。
その長い旅路を見届けた時に込み上がる感情は、きっと少女と共有されているはずです。
はっきりとした事実は…
こうでした。全部の謎を回収しておしまい!という作品ではありません。余韻や、雰囲気を楽しむ漫画だと思います。
つくしさんの独特な絵柄が好きなら、ぜひ一読してみてほしいです。