【感想・ネタバレ】花の命はノー・フューチャー ──DELUXE EDITIONのレビュー

あらすじ

絶版だった名著に、新たな書き下ろし、未収録原稿を約200頁も加えた最強版! 移民、パンク、LGBT、貧困層……地べたからの視点から“壊れた英国”をスカッとした笑いと、抑えがたい抒情ともに描く。「花の命は……苦しきことのみ」の言葉とともに渡った英国ブライトンで、アイリッシュの連合いと過ごす、酒とパンクロックの日々。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

久々にエッセイで笑ってしまった。
歯に衣着せぬ文体でパンクに批判しているが、人間味に溢れておりなんだか温かい気持ちになってしまった。LGBTQや人種問題の書きぶりなど、今の時代だと問題になってしまうのかなぁ。こういうのが本当ぽくていいのになぁ。

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2022年03月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

在英の女性コラムニストによるブライトンでの生活を書いたエッセイなんてのと全然違う。
貧民街での暮らし、イギリスの病院保険制度、持たざる者のノーフューチャーな生き方等々。
貧民暮らしを開き直って酒飲んでガハハと生きながら考察して本にまとめるなんて、しかも結構読ませる。才能あるんだな。

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2019年11月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短くて苦しきこと多い。汚くて貧しくて見苦しい。人生の儚さを憂うこともなく、目の前の苦悩と闘いながらも楽しんでいる。英国労働者階級。花が咲いてる時期もない。”今を生きる”。その天然さと懸命さに、煌めく何かが垣間見える。そんな世界にはからずも飛び込んだ著者。日常生活。身近に起きる驚きを綴ったエッセイは2004年~2005年。ブログは続いて2006年。オリジナル版の版元が倒産し復刻版の本書は書き下ろしが追加。続々と新刊が”ヒット”する”流行作家”の原点を読む。自嘲と笑いと一刺し。そのスタイルは最初から。

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2021年10月01日

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