あらすじ
フランス人の「気楽さ」の秘密とは? 恋愛から、専業主婦、働き方、ラブホテル、コンビニまで。日本人漫画家と結婚したフランス人ママ記者(AFP通信社)の鋭い指摘とユーモアあふれる日仏比較エッセイ!
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Posted by ブクログ
フランス人から見た日本はやっぱり面白いです。
フランスに行ったとき、昔からの建物が残ってて感動しました。
で、日本は何なの!と怒っていたけれど。
たしかに日本は地震などの自然災害が多いから、新しいものがいい、という価値観になりますよね。
うまくフランスと日本のそれぞれのイイトコロを取り入れた生活をしていきたいです。
他国のイイトコドリは、日本は得意なハズ!
Posted by ブクログ
日本を愛するフランス人ジャーナリストの本でやっぱりとおもうぶぶんがたくさんある。
あくまで個人意見としての内容も納得することも多く、これからも注目したい作者。
夫のじゃんぽーる西氏もなかなか交換の持てる人物におもえる。
私もそうだが外国に惚れ込む人っているんだとあらためてそこも納得。
コロナがなんとかなって、早く若い人が海外を見られる日が来てほしい。
Posted by ブクログ
日本という国に恋をした。
そんな著者がフランスと日本の違いを赤裸々に、そしてスバっと踏み込んだのがこの本。
まずなにより先に思うのが著者の日本語レベルの高さ。
大人になってから日本に来て、覚えたとは思えないレベルなのだ。
読みやすく、それでいて主張もハッキリとしている。
さすが大手通信社で働いているだけある。
また、「フランス人」としての彼女の目線も面白い。
以前北欧女子・オーサさんの漫画も読んだが、ここに注目するのか!!という所がおさえられていて興味深いものである。
なるほど、と感心したのがフランス人の結婚観。籍を入れることが最終目標ではない彼らにとって、日本人の「結婚した」という実績・世間の目を気にする姿は考えられないのだろう。
文化間の価値観の違いって本当におもしろい。
どちらかが正しいのではなく、重要視する所が違うだけ。
それを排他的に見るのではなく、理解を深めて受容していくことが必要なのだろうと思う。
「フランス」というと、どうしても自分の中でパリジェンヌ、ハイソでかっこいいエレガントな人をイメージしてしまう。
でもそれって、日本をサムライが闊歩している様を想像するのと似ていて、ステレオタイプでしかない。
実際のフランスに行ったり、フランスの方から話を聞いたり、生の声を聞いていくことで、イメージを払拭したい。
日本のいい所も悪い所も客観視されていて、面白かった!
Posted by ブクログ
日本の婚姻率の低さは、筆者が指摘しているように恋愛に対する考え方(出会い系サイトにしても、収入などの条件を重視する日本と、いろんな相手との出会いを楽しもうとするフランス人)の違いが大きいのだろうなと思いました。
じゃんぽ~る・西さんのイラストも可愛い本です。
Posted by ブクログ
じゃんぽ〜る西さんの愛読者なので、お馴染みカリンさん(今回の表記はカレンじゃないの!?)
日々の生活をコミックエッセイの方でも拝読しているので、そうは言ってもカリンさんは凄まじく働き者で、過労で倒れたことまであると知っているので、いろいろ差し引いて読んだりもしつつ。
フランス人の、他人と気軽にコミュニケーションとる生活の方が人間味があって良いなぁという気持ちと、とはいえ私も日本育ちなので「行く場所行く場所で話しかけられたらそれはそれで面倒かも…」という気持ちも。
パーティーにはカップル同伴が当たり前というのも、おひとり様迫害では?という気もするし。でもこの「ひとりが気楽」という感覚がフランス人には薄いからこそ、恋愛至上主義な傾向になるのかな。
日本には対人のマニュアルまで溢れていて、人は皆異なる存在なのにすべてマニュアル対応しようとするのはおかしいという旨の指摘にハッとする。そりゃそうだ…!
しかしフランス人は巷の人とのコミュニケーションは得意なのに、どうして客商売となると途端に冷淡になるんだろう?ふしぎ。
Posted by ブクログ
コミュニケーションはフランス式も良いと思う。今はコミュニケーションが非常に取りづらい環境であり、本音としてはもっとコミュニケーションをとってみたいという思いがあるので共感した。
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日本とフランスの習慣や文化の違いについて、バックグラウンドも含めてよくわかった。日本人はディベートが苦手、小学校も高学年となると自分の意見をなかなか述べなくなるという印象がある。しかも、政治について友人と熱く議論を交わす事は私はほとんどない。フランス人はひとたび友達が集まって食事をすれば、話題は自然と政治のことになる。お互いに激しく意見をぶつけあって、言いくるめられたり、言いくるめられたりするのを楽しんでいる。そうやって議論をするのが大好きなフランス人。10代の頃から政治について身近な人間と語り合うのが普通なのだ。大統領選が全国民投票制というのも関係あるのかも。
議論をする際は、まずは他者の文化や習慣に理解と寛容さを示す、歴史的なバックグラウンドを尊重することを決して忘れないことが大切。
デモも頻繁に行われる。参加自体が、フランスにとっては特別でも何でもない。日常の景色の一部。
Posted by ブクログ
もともと西村・プペ・カリンさんの夫、ジャンポ〜ル西さんの漫画が好きでこの本を読ませてもらいました。
とても素直に率直に自分の意見を述べられていてよかったです。
一概に日本・フランスの全てが悪いというのではなく、両国の悪いところと良いところを述べられてる点に好感を持ちました。
なかなか意見を持っていない私なので、私なりに考えて自分なりの意見をゆっくりでもいいから持てたらいいなと思わせてくれた本でした。
Posted by ブクログ
フランス人による日本とフランスの文化比較。
サクッツと読める内容だが面白かった。
特に恋愛観、結婚観については
改めて国によってこれほど違うのかと感じた。
日本(特に東京)は規律正しいけど
本当に息苦しい。
海外との価値観の違いを通じて
慣らされている事を色々発見できる良本。
Posted by ブクログ
奇しくもジャーナリストが書いた真逆の本を同時に読んでいたうちの一冊
フランス人ジャーナリストが日本に惚れ込んで移住している中で日本の良いところも直すべきところも公正な目で語っている本です
確かにそうだよねってところも、それは言い過ぎじゃない?ってところもありつつ、視点を変えてみると面白いなと思いながら読み終えました
Posted by ブクログ
おもしろかった。
フランス人のカリンさんの目から見た日本のいいところ、おかしなところ。言われてみると確かにそうだなーと深くうなずく点がたくさんあって、日本て不思議だ、ヘンだ、とかけっこう思ってしまった。
フランスの、何度失敗しても許される雰囲気、離婚してもいいし、結婚しなくても事実婚で子ども産んでもいいし、それで経済的にも社会的にも大丈夫、っていうのが素敵だなあと。ずいぶん自由になるよね、と思う。日本、息苦しすぎ。。。あと、確かに日本て、子どものころから「男女別」がしみついているよなーとか。
あと、日本のコミュニケーション不足にもうなずく。わたしも本当に人とコミュニケーションとるのが苦手だけれども。無駄口たたかないのがスマート、みたいな風潮があるような気がする。
Posted by ブクログ
幾度となく感じてきた日本に対する疑問を分かりやすく表現してくれていた。すべての日本人に該当しないという内容もあるものの、これまで生きてきた感覚が誰しもにとって当然ではないことと、気づかない内に、そして中動的に支配されてしまっているように感じた。(政治の話をしないことや、休暇を取らないことがまさにそれだと思う)
自分と自分の生き方を公平に見つめてみるためには、圧倒的な他者とのコミュニケーションが不可欠であることが分かった。
Posted by ブクログ
義父よりプレゼント(「フランスと言えばゆりさんだ」)
日本で働き日本人のパートナーと日本で子育て中の筆者の日仏比較エッセイ。何かと窮屈で考えすぎな日本人と、何とかなるさ精神で気楽にその場に応じて考えて状況を打破しようとするフランス人。
いいところも悪いところも含めてこういう視点も考え方もある、気楽にやりなさいという義父からのメッセージもそこはかとなく感じた産休間近の夏。
Posted by ブクログ
外国人(フランス人)から見た日本
少々耳が痛いところもあるけど、
フランスと日本のそれぞれの長所短所が面白い。
ぶっちゃけ、だいたいは
相場通りのご意見だなとは思ったけれど…
フランス人はデカルトの遺伝子を継いで
つねに疑う
というところがへぇ〜だった。
日本人はどうだろう?
すぐ読める本です。
著者が日本語の読み書きができるからか
原語の本かと思うくらい読みやすかったです。
Posted by ブクログ
本の内容というより、比較すること、考えること、提案や意見をすることの方法を学ばせてもらった。
共感することもあったし、そうともいえないよと言いたいこともあった。
日本の学校教育については大きく同意。
ストライキをして主張しよう、病気休暇を有給休暇にするのはおかしい等、大きく共感した。