【感想・ネタバレ】フィールドの生物学8 アリの巣をめぐる冒険 未踏の調査地は足下にのレビュー

あらすじ

アリと共生する昆虫を研究する、生き物が大好きな研究者の物語だ。アリと共生する好蟻性昆虫を知っている人は少ないだろう。本書では、その虫の世界のとびらを開き、虫大好きな研究者の日々の研究誌をつづる。

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Posted by ブクログ

「情熱大陸」で紹介されていた、蟻に寄生する昆虫の研究者の著書。シジミチョウの幼虫については知っていたが、こんなに多様な世界だったとは。
昆虫好きにとっては興味深い話満載だが、第4章の著者の昆虫好きの経緯については自分と共通する点もあり面白い。

というか、第3章のヒゲブトオサムシ、これは反則でしょう。なにこの面白い形態。わお。です、まじで。

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2016年05月04日

Posted by ブクログ

好蟻性昆虫学者によるフィールドワークのお話。
蟻には様々な昆虫が深く関与して生きている。よく出てくるシジミチョウのことは知っていたが、著者の専門とするハネカクシ、エンマムシ、ハエなど無数の虫がアリに擬態して餌を貰ったり、アリを食べたりしている。またこのようなマニアックな研究者がどのように育ったかも記述されており,生来の昆虫少年が好きこそものの上手慣れを実践しあこがれの職業に就いて、運もありうまく未踏の分野を開拓しつつあるというところ。実際の研究は地道な採集、標本の作製、描画、分類、論文執筆と本当に好きではないとできない、ことがよくわかる。

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2013年06月12日

Posted by ブクログ

バッタ博士の本が面白かったので、同じシリーズで評価の高いこの本を読んでみた。

内容はアリの巣に同居するハネカクシなど、「好蟻性」の昆虫の探索が中心。採集の努力は大変なもので、作者には敬意を表さざるをえないが、かなりマニアックで、内容は着いていくのが、ちょっと大変だった。

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2013年06月24日

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