【感想・ネタバレ】私家本 椿説弓張月(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

武勇に優れ過ぎたために妬みを買い、京の都を追われた、眉目秀麗にして堂々たる偉丈夫の源為朝。美しい鶴に導かれ、肥後の国は阿蘇の宮にたどり着き、最愛の妻となる女性と巡り合う。しかし、過酷な運命は、伊豆大島、四国、琉球と、悲運の英雄を更なる波瀾万丈の冒険の旅へと導いていく……。壮大なスケールで描かれた江戸時代最大のベストセラーが、より華やかに、より爽快に現代に甦る! ※文庫版に掲載の挿画は、電子版には収録しておりません。

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Posted by ブクログ

予想以上に面白かったー!

解説を読んでいると本家『椿説弓張月』から省略されているシーンも幾つかあるようで、いつかそちらも読まないとな、と思いつつ。
ひとまず、この私家版でしっかり満足しました。

為朝自身に落ち度があった訳ではないのに、都から離れ、居場所を求めてゆくのだが。
狼を手なづけるシーンにグッときてからの、紀平治!結局、最後まで従者として大活躍の紀平治、素敵すぎる。

勧善懲悪、良いじゃないか。
その中にも、為朝の健気さというか、何度も諦めかけては善に戻されてゆく。それは一瞬の地獄でもあると思う。
自らが生きることで、周りを変化させてしまう、そんな力の持ち主は、時に自らを振り返り、命を絶とうとすら考える。
その流れの中で起こる奇跡に、素直にホッとするので良いと思う。

あっと言う間に読めて、なんだか元気になった!

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2017年06月11日

Posted by ブクログ

子供の頃、南総里見八犬伝に胸を躍らせた記憶がある。椿説弓張月は題名からはなんの話だか分からず、ずっと手を出さずにいたが、読みやすそうな形で文庫になっていたので購入。

原本がかなり膨大らしく、端折ってある部分も多いらしい。確かに、テンポは早くていいのだが、なんだか梗概を読んでいるような気もした。勧善懲悪のスーパーヒーローもので深みはないが、ハリウッド映画的な分かりやすがある。いつかは原本を読みたい。

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2017年08月11日

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