あらすじ
その日、東京第一銀行に激震が走った。
頭取から発表されたライバル行との合併。
生き残りを懸けた交渉が進む中、臨店指導グループの跳ねっ返り・花咲舞は、ひょんなことから「組織の秘密」というパンドラの箱を開けてしまう。
隠蔽工作、行内政治、妖怪重役……このままでは我が行はダメになる!
花咲舞の正義が自行の闇に切り込む痛快連作短篇
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2024年4月 今田美桜さん主演でドラマ化されました!
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Posted by ブクログ
池井戸潤らしい勧善懲悪の結末。
繋がりのある短篇で、読みやすいし、面白い。
半沢直樹も登場して、半沢直樹シリーズを読んだ人には感慨深いものがある。
Posted by ブクログ
このシリーズもドラマ化していたなんて全然知らなかった。(解説読んで初めて知った)
★4つはやや甘めかもしれませんが、短編が集まって最後の話に繋がる構成は最近よく見かけるものの、池井戸さんらしい感じで纏まっており、面白く読めました。
Posted by ブクログ
ドラマからの〜ではないんだけど、
ずっと積んでた一冊。やっと読み終えた!
バンカーとしての小さな正義が銀行の闇という巨大な悪と戦う。そして勝つ。
そんなド定番な構図をやはり期待せずにはいられない。ドラマで一世を風靡したあの人も今回は大きな難題に一石を投じる一幕も。痛快!
これだから池井戸作品はやめられない!
Posted by ブクログ
2024/4/28
最後のざまぁのためにヘイトためまくるパターンがしんどかったけど、これは短編連作なのでまだ楽でよかった。
ここまでじゃなくても会社にいると善悪の基準ちょっと狂ってくることあるよね。
会社に限らずか。
なんか閉じた場所に長くいると。
気を付けよと思ったりそこまで関係ないかと思ったり。
Posted by ブクログ
時代が銀行合併直前。合併することに緊張感を覚えているなかで、銀行員として正しい道を進もうとしている人たちの話でした。花咲舞と相馬が銀行の闇に踏み込み揉まれていきます。そんな中、要所で出てくるチーター(半沢直樹)の存在はとても面白かったです。
本全体として読みやすかったです。