あらすじ
経済成長、開発、生活水準向上のための新しいアプローチ
巨星の決定的提言!
「日本語版への序文」では、日本でのラーニングの歴史を振り返りながら、現在の日本が直面している生産性の問題への処方箋を提示。
「過去200年間の近代がそれ以前の何千年もの期間と異なるのは、ラーニングである。」
ラーニングは私たちの生活をどう変えたのか?
ラーニングはどのような環境で生まれるのか?
個人・企業・社会のラーニングを促進するものは何か?
なぜ途上国では幼稚産業保護が必要なのか?
なぜ金融自由化や貿易自由化でラーニングが阻害されるのか?
ノーベル賞経済学者のスティグリッツ教授が、生産性を高め社会的厚生を改善させるラーニング・ソサイエティを構築するための政策を提言する。
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Posted by ブクログ
経済を発展させるのはイノベーション。
イノベーションを起こす土壌はラーニングによる知識のインプット。
知識へのアクセスを向上させる社会の形成が必要。
ラーニングの重要性、ラーニングを促進する環境、ラーニング・ソサイエティの形成に必要な政策について。
政策部分について、他国との関係において、市場の開放・金融市場の自由化では比較優位を形成できない因果関係は、新しい観点だった。
(将来を考慮に入れた)動学的比較優位形成のためには、知識の展開が望める、ラーニングの大きな産業を保護する必要がある。(現在の)静学的比較優位に囚われない決定が必要とのこと。
国の話だから政策による決定。
一方、自分の話になると、ラーニングの大きな仕事ができてるんだろうか。将来のある仕事って何だろうか。