あらすじ
北海道のちょうど真ん中、十勝・大雪山国立公園にあるトムラウシ。スーパーまで37キロという場所へ引っ越した宮下家。寒さや虫などに悩まされながら、壮大な大自然、そこで生きる人々の逞しさと優しさに触れ、さまざまな経験をすることになる。『スコーレNo.4』の宮下奈都が「山」での1年間を綴った感動エッセイを文庫化。巻末に、「それから」を特別収録。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
2025/8/18-20 人間どこでも生きられるし、何とかなるもんだよなと思わせてくれた1冊。あまり心に余裕がない状態で読んだが、するすると途中から手が止まらなくなった。宮下奈都さんの感じかたもだけれど、宮下家、そして三兄妹のエピソードがいちいち面白い。本当に美しい景色に囲まれての生活だったのだろうな。トムラウシへ行ってみたくなる。
Posted by ブクログ
北海道に1年くらい住んでみたい。たまに(しばしば)そう思うことはあるけれど、本書で宮下家が1年山村留学するトムラウシには…さすがに住めないなと思う。
けれども、家族のなんと楽しそうなことか…家族の面白い掛け合いも、全力で楽しむトムラウシの生活も、トムラウシの人々の懐の深さも、北海道の全力の自然も、読んでいて本当に楽しかった!
読後、羊と鋼の森の映画を観ました。
主人公の外村君の名前、トムラウシがきっと由来なんですね^ ^