あらすじ
裏社会の人間が次々と惨殺された「ブルーマーダー事件」。その渦中で暴力団組長・皆藤が行方不明になっていた。組長の妻は、彼も巻き込まれたのではというのだが。(表題作) マンションの一室で男が合成麻薬による不審死を遂げた。近くでは、車と接触事故に遭った女性が、被害届も出さずにその場を去っていた――。(「女の敵」) ほか、姫川玲子が様々な貌を見せる全8編!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
基本的には長編が好きなんだけど、今回の短編はバラエティに富んでいて面白かった◇取り調べの相手へのアプローチの仕方はなるほど〜ってなった。魚住さんの名前が出てきたのにはビックリ。同じ世界線で働いているんだね。そっちのシリーズも読みたくなった◇菊田が戻ってきた姫川班。次回作に期待が膨らむ〜
Posted by ブクログ
最後の「闇の中」、犯人である息子の、玲子への言葉がただただ哀しくて切なかった。
暴力的な描写のインパクトが強い姫川玲子シリーズだけども、こういう切なさや哀しさが読み終わった後も心に残り続ける。
しかしソウルケイジの父性と比較されていたけど、子供については母親だけでなくて父親も当然いるわけなのだし、母性(女性)だけが責められるのはどうなのかなと感じた。
前々から思っていたけど、作者は女性を男社会の中での女、男性視点での女の扱いをずっと描写していて、ああ男達からみると女ってこんななんだなとげんなりしながらも
最後に菊田が戻ってきてくれたのでhappy
Posted by ブクログ
カフェで勉強するという、いつもと違った視点の姫川玲子が見れて、ますます好きになった。
そして、まさかの菊田が…!
読んでる方も嬉しくなった。
また姫川班が復活するのかと思うとワクワクする!
Posted by ブクログ
8篇からなる短編集。「彼女のいたカフェ」は姫川さんの学生時代の話でほっこりできる。ラスト2の「夢の中」と「闇の色」。これはかなり闇の深い話。ドラマで見たのを思い出した。引き込まれる。この母親は最悪。子供も加害者であり、被害者でもあるが、巻き込まれて亡くなった上司が気の毒でならない。
Posted by ブクログ
短編集、関西弁を喋るバイヤーに化ける、新生姫川班スタート。
最初の関西弁を喋るバイヤーに化ける姫川を想像したら声出して笑ってしまった。
曲者揃いの新生姫川班。これも面白い。
今後が楽しみな発射台的な一冊。
姫川玲子が様々な貌を見せる全8編を収録。
シリーズ第7弾。