あらすじ
自由でオープンな場として構想されたインターネット。だが今や、巨大企業が金を稼ぐ領地と成り果てた。人々の全ての行動を記録し、マネタイズするネット上でささやかな自由を満喫するだけでいいのか。IT産業の内部を知りつくす企業家・作家が解決策を提案!
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Posted by ブクログ
口は悪いが、著者の言い分もわかる。ネットで誰でもどこでもアクセスできることを喜んでいたWEB1.0から、応答を個別に対応可能になったWEB2.0でビジネスが大きく変わり、勝ったものが総取りの世界。個人が無料でサービスを受けるかわりに、無料で個人情報を提供することで、ネットガリバーの一人勝ちを助長している。インターネットは平等をもたらすかわりに、ますます不平等を助長する。産業革命の資本家がネット長者に変わっただけで、大衆が搾取される状況は同じ。対策は成金貴族のno-buruobure-juに期待しかないのか・・・・
中国の政府による監視社会を危惧していたが、西側も政府がネット起業に変わっただけで、1984の世界が迫りくる。くわばらくわばら。