あらすじ
「いいブドウを使ってその力を引き出すように発酵させ、酸化防止剤をゼロか、本当に少ししか使っていないナチュラルなワインは、赤なのに淡い色のニュアンスを持っていて、熟成感のある色っぽい香りがする。(中略)ヴァン・ナチュールもグラン・ヴァンも、ワインの理想として行き着くところは一緒なんだと思う」――昭和の時代から活躍するワインの伝道師が初めて語る、固定観念に縛られないワインの楽しみ方と、その行き着く先。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
質の良し悪しはともかく方々でワイン呑んでるんだから、呑んだそばから忘れるのってもったいないよねと常々思ってる。ワインがわかるようになりたいと思っては虎の巻もずいぶん開いたものだ、読破できないことばかりだけど。
この本もそんな感じでシャトー何たらとか覚えるべきことがたくさん書いてあるのかと思ったら、著者の勝山さんの話をwritingの土田さんが聞き書きする形式で勝山流のワイン観が語られる。勝山さんは博識というよりは楽しんでワインと親しんでるという感じで読んでいて嫌味がない。知識はあまりつかないけど、ワインの楽しみ方がわかる本って感じかな。