【感想・ネタバレ】巨匠とマルガリータ (下)のレビュー

あらすじ

一糸まとわず、ほうきで飛び立つモスクワの夜。アパートのひと部屋ではじまる悪魔の大舞踏会。マルガリータの「真実の永遠の恋」に、ユダヤ総督の二千年の苦悩に許しは訪れるのか? 「私の読者」ある限り、忘却の灰のなかから蘇り続けるブルガーコフの最高傑作――「原稿は燃えないものなのです」。(全二冊完結)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

こんなときだから読むというのもどうかと思うけど、ちょうど積んでいたので。とはいえ内容としてはウクライナというよりロシア文学なはず。
さて、内容だけど、傑作。悪魔が主要登場人物であるだけにキリスト教への理解があった方がより深い読みができるとは思うけど、奇想天外な登場人物や出来事が次々と起こるのを追っていくのが単純に面白い。マルガリータが魔女になったときの堂に入りっぷりとかも。
でも結局巨匠とマルガリータの救いが死だったのは、巨匠がずっと作品を活字に残せなかった作者の写しだと思うと悲しい。

0
2022年03月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

悪があるから善があるように、悪魔たるヴォランドが悪魔であるためには神と宗教が必要である。イエスを処刑したことを悔やむピラトゥスが救済されるように画策し、他方でヴォランドとその仲間たちは無茶苦茶に暴れ回る。ある意味とても悪魔らしい。

小説の続きを書くことでピラトゥスを救済したように小説に内在する力とそれに対する思いが伝わってくる。









ベゲモート可愛い。

0
2020年03月03日

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