【感想・ネタバレ】鸚鵡楼の惨劇のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

鸚鵡楼での惨劇?クラシックな館での連続殺人か?うーん、クローズドサークルもんだな、面白そう・・・。
って位の動機で読みだした。おお、昭和の香りが香る花街の女郎館での殺人かぁ…ん?いきなり話のトーンが変わる!
章ごとに目まぐるしく主人公(叙述者)が変わり、時代も変わる。戸惑いながらも読み進むと最終章で鮮やかに話の縦糸がつながる仕組み。ただしあくまでも本格モノというより、殺人事件を元にそれに絡むことになった人々の愛憎劇と言う色彩が強く、本筋と関係ないドラマ部分も多い。
とはいえ、文章も上手いしプロットがしっかりしているので最後まで一気に読めた。
ただ残念なのが主婦会の話が無駄に多いことや、男娼の細かい描写なんて全く不要では?その部分が却って違和感に感じてしまった。もったいない。

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2015年08月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「鸚鵡!」と思って読みました。そんなに鸚鵡でもなかったけど、鸚鵡は長生きするんだなぁ。。。Androidだと鸚鵡は一文字ずつ変換しないといけないの謎だ。
真梨幸子作品はつくづくイヤミスだと思う。人の気持ちに鈍感ゆえに人を傷付けてることに気付かない人ばかりなのが、嫌な気持ちになります。
50年間も何かしら殺人事件起きると、土地自体の因果因縁もありそう。花街はそれでなくても人の業や念が溜まると思う。元赤線の所で思い当たるとこある…けれどそっちはオカルト系だからちょっと違うか。。
一章の「こうちゃん」はその後の二章でてっきり河上航一なんだろうと思っていたら、違う人だった。こうちゃんは犯罪者になってないのか…河上航一が関係しているのは鉢塚沙保里の過去だけ。なんというミスリード…わたしにとっては。。

黒木瞳さんの解説、ぐっときました。失礼だけれど好きな女優さんではなかったし解説の言葉遣いに古さを感じたりもしたけれど(でもwwwも使ってある…)、「美しいものばかりを愛でていたら、本物の美しさを見失うこともあります」と、「自分のものさしでは〜」から始まる一段がとても良かった。
真梨幸子さんを愛読してるファンということで黒木さんのイメージ変わりました。かと言って好んで観る程ではないのに変わりはない。「犬神家の一族」で松子されてるのは観てみるかなぁ。好きな金田一耕助は石坂浩二・長谷川博己・古谷一行なので金田一役が好みじゃないけどがんばろう。。

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2023年03月12日

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