あらすじ
安房館山藩一万石の藩主と一歳違いながら、弟ゆえの悲しさで部屋住みの身である稲葉正高。孫に藩主の座を譲り隠居した祖父・正武の命で、共に本所猿江町の中屋敷に移り住んだ。ある日剣術道場からの帰り道、神田川南河岸で思いがけない人物の姿を見かけた正高。それは行きつけの小料理屋の馴染み客で錦絵の彫り師の留蔵だった。温厚なはずの留蔵は殺気立ち、雑穀屋から出てきた商人ふうと浪人の二人組に鑿で襲いかかろうとしている。大事になる前に辛うじて諫めた正高が事情を聞くと、かつて思いを寄せたことのある雑穀商片岡屋の女将が、かの二人組に強請られているという。正高はお節介ながら、ことの裏を探り始めるが…。痛快人情シリーズ。
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Posted by ブクログ
千野隆司さんの「願いの錦絵」、次男坊若さま修業中№2、2016.9発行です。大名家の次男坊、稲葉正高17歳が事件の解決に乗り出します。看板女郎浜里ことおたゑ19歳が華を添えています。千野隆司さんは美人で気の強い女性をよく描かれてますが、おたゑさんは遊女だけど純な女性ですw。