感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今回の『サーカス編』を読んで、この作品の軸にあるのは外の世界と向き合うこととか生きることとか、さらに言えば働くこととかなんだろうな、と。
ジゼルは「何でも屋」ではあるけど、行動原義は金銭ではなくギーの言う通り「お人好し」であることだから、他の大人たちの思いもよらぬ行動を取ったり、本来なら「壁」になるはずのものが成り得なかったりする。それでころっと上手くいくこともあれば、なかなか思い通りにはいかないこともある。その全てが尊い作品だと思う。酸いも甘いも噛み締めたギーや、思ったことをやろうとしても、不器用になってしまうエリックとは好対称にできている。
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エリックはいつになったらこの状況を抜け出せるのか…リュカにジゼルをとられちゃうぞ!と言いたいけどその二人もとてもお似合いです。
サーカスの話が結構シリアス。大人の勝手な都合で子どもを振り回すべきではないよなぁと切なくなるお話でした。ジゼルが頑張っているおかげで安心して読めるわけだけど…笑
院長にサーカス行こうよって言うリュカが可愛くて可愛くて…!
Posted by ブクログ
続きを楽しみにしてるビクトリアン漫画。
比べちゃいかん!と言い聞かせていてもどうしても「エマ」と比べてしまうが、こちらの主人公のジゼルのほうが、子供なぶん人間ぽい。
育ちは良いが狭い社会で育ってきたジゼルが、「なんでも屋」で働くことにより、もまれて学んで育ってゆくさまが微笑ましい。(親の心境デスネー)
七歳年上のエリックとの間にラブ♡は芽生えるのか!?
次巻が待ち遠しすぎます。
Posted by ブクログ
まっすぐな瞳で応援してくれるからこそそれが重荷になったり、力にもなる。ジゼルの瞳のキラキラ具合はいつみても可愛いですな。
頑張る者にとってその瞳は。ジゼルにとって他者に向ける瞳はその心と一緒で純粋無垢そのものです。だからこそ、それが力にもなったり負担にもなります。負担といってもエリックのような場合はただのエリックがヘタレなだけですが、自分が好きな人でしかもあの瞳が待ち受けてるのだと思うと、今の自分が誇れる存在でない限り会いたくないっていう気持ちは痛くわかるんですけども頑張らないといけないんだエリックくん。なぜなら、その瞳はリュカやカミラのケースのように背中を押す力にもなるのだから。
男としてはエリックくんの気持ちがわかるだけになかなか辛い巻でした。きっとどんな姿でもジゼルなら気にしないと思うんですが、こればっかりはなかなか。ただ、好きな人に会いたがるジゼルはなんともいじらしく可愛かったです。描きおろし表紙のアルの瞳かっこよすぎませんか?
Posted by ブクログ
エリックの恋心がいじらしい。
ジゼルの真っ直ぐさ、天真爛漫さ、
陰りを知らない誇り高さ、清々しい。
可愛らしい。
毎回、今までのゲストキャラがオマケででてきて嬉しい。
Posted by ブクログ
そういえば『彼』はそんな状況だった。
と、久々に思い出した4巻でした。
最初にお嬢様のサーカスの話で、ちょっと切ないけどほのぼのだったし
猫の仮面が大変可愛かったりと、思っていたわけですが、そうですね、けっこう辛いターンでした。彼にとって。
誰もが強く望んで努力しても、どうしてもどうにもならないことがある、ということなのか。
大人と子供の境目にいるジゼルが、さてどう出るかが楽しみになるラストです。
上手くいくとかないないと思いながら、上手くいってほしいと思うのが矛盾した大人なのだ~。