【感想・ネタバレ】創業家に生まれて 定食・大戸屋をつくった男とその家族のレビュー

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Posted by ブクログ 2021年12月09日

大戸屋創業家の方が著した一冊。父である創業者の事業にかける想い、大戸屋成長の秘話が語られている。カリスマ創業者が持つ、「想い」というより凄まじいまでの「執念」をまざまざと感じさせられるが、その奥には、養父母や実母への情が込められていることがわかる。飲食店は家庭料理の代行業だが、単に料理を出すのではな...続きを読むく、家族の健康を考える母親の愛情を代行するのだという理念。全てはお客さまのためという会社はよくあるが、本当に隅々まで行き届いているのかという徹底ぶり。料理の特徴を「素材」「発酵」「料理人の技術」と喝破する眼力。銀行からの借入は人様のお金、つまりお客さまのお金であるというある種の大局観。これらの本質に辿り着く深い思考が大切なのだと気付かされる。このような会社でも、組織の成長と、カリスマ創業者の逝去によって社内は混乱し、御家騒動と言われる事態となる。理念共有や事業承継の難しさを学べる一冊でもある。

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Posted by ブクログ 2020年08月05日

事業承継、かくも難しいものか、という内容の本。
大戸屋の創業記から始まり、創業者の三森久美氏の経営理念とは?を子息で最近まで大戸屋HDの役員だった三森智仁氏が描き出す。
さらに大戸屋はコロワイドとのTOBを戦うことになる。その理由とは。

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