あらすじ
新しくぼくらと知り合った塚本が、赤城山にある実家に来ないかと誘ってきた。話を聞くと、塚本の両親は崖から突き落とされて殺されたらしく、さらに塚本家には先祖代々の開かずの間があった。その家に着いた翌日、その日は塚本の誕生日だったが、16歳で死ぬと言われたことのある塚本は恐怖におびえ、まもなく行方不明に。必死で探し回るぼくらが見つけたものとは……。
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中途半端。
ミステリーとしてのしつらえも、青春ドラマとしても中途半端。
登場人物の多さの割にドラマは断片的で、個々の要素は深掘りされない。
ミステリーかドラマ、どちらかにしっかりと軸足をおいて描いてほしかった。
ラスト死体を発見したのに、のんびりもう一晩泊まろうなどと言ってる場合ではないだろう。
どんな境遇であれ、身内が死んだ塚本の前でそんなこと言うかね。
マイが死んだという連絡が届いたにも関わらず「そういえば・・・」ぐらいのノリで謎解きに戻っていく。
ただの事件、展開としての要素として殺されたように思えて不快。
あえて細かい部分は描いてないのかもしれないが、それが良い方に作用しているとは思えなかった。
登場人物が皆、サイコパスに思えて読んでいて終始気持ち悪かった。
不快。