あらすじ
長者や賢人から直接伝授された、飾らない《叡智》
本書は、アメリカ在住の日本人女性ジャーナリストが部族の長老や賢者たちに教えを請い、交流のなかで直接伝授された、まさに“書物よりも賢い言葉”をまとめたものです。不安と不信が渦巻く今こそ、素直に耳を傾けてほしい優しい癒しに満ちたー冊です。
※本書は1999年9月に小社から発刊された同タイトルの単行本を文庫化したものです。
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Posted by ブクログ
インディアンが好き
アフリカが好き
アボリジニが好き
ポリネシアが好き
なぜが祖先や太古の風を感じさせるものが
気になる
尊敬して柱とする人たちは
私にとって今を生きる人々ではなく
こうして叡智を残していった偉人たちだ
松木正氏やジョセフブルチャック氏のインディアンの知恵や伝承を収めた本はいくつか持っているけれど
リアルに生きる人の体験談というより
その用語解説だと思った
それらの本に出てくる意味が
より深く、鮮明に分かってくる
彼らの言葉は
まるでコンパスだ
海の波に漂いながら
ぐるぐると廻りやがて一つの方角を示す
教えてほしければ待つしかないのだ
信頼し、手放し、委ね、認めて、
謙虚な気持ちで、その時を待つしかないのだ
急いでも見えない
焦れば見落とす
不安の声に耳を傾けず
より深い場所から囁き声さえ聞こえないかもしれない
その透明な光の筋を 信じるような
その後私はスピリチュアル系にはまるけれど
やっぱりルーツはここだと思った。
「インディアン」という名前があるだけで
ついつい目で追ってしまう
――
求めてもいい
しかし執着してはいけない
求める者は道を見出し
執着したものは 道を見失うものだ
――
揺らぎ続け
変わり続ける
今をより確かに生きる
指針が欲しい
その針は
どこかの本や映画のセリフや誰かの言葉に
あるのではなく、
自分の胸にあるのだと
信じることから
――始めよう。