あらすじ
しとしとと雨降る梅雨の夜、太鼓長屋で養い親の千弥と暮らす弥助のもとに、一人の客が訪ねてきた。化けいたちの宗鉄と名乗る男は、妖怪の子預かり屋の弥助に、八歳になる娘を預けたいという。山奥で、他人と接することなく暮らしていたのだが、母親が亡くなり男手ひとつではどうにもならなくなったのだ。女の子の名はみお。母親が亡くなる少し前から、父に対して心を閉ざしていた。白いお面をつけ、ひたすら周囲を拒絶するみお。だが、弥助のもとに預けられる子妖怪達と接するうちに、みおに変化が……。大人気のお江戸妖怪ファンタジー第4弾。
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Posted by ブクログ
妖怪の子預かり屋シリーズ第四弾。
段々と面白くなってきた。
月夜公のねずみに寝言猫とかわいい妖怪が出てきたのも良かったし、
仲人屋の十郎の仕事ぶり、
外に出かけられない道具屋の大女将に話好きのかんざしの付喪神を合わせていたのも良かったし、
主題の半妖の女の子の話も、悪者の身の上も含めて、良かった。
最後に久蔵の婚約者、華蛇族の姫が攫われて終わりとは、まるでアメリカのドラマの終わり方?