【感想・ネタバレ】半妖の子のレビュー

あらすじ

しとしとと雨降る梅雨の夜、太鼓長屋で養い親の千弥と暮らす弥助のもとに、一人の客が訪ねてきた。化けいたちの宗鉄と名乗る男は、妖怪の子預かり屋の弥助に、八歳になる娘を預けたいという。山奥で、他人と接することなく暮らしていたのだが、母親が亡くなり男手ひとつではどうにもならなくなったのだ。女の子の名はみお。母親が亡くなる少し前から、父に対して心を閉ざしていた。白いお面をつけ、ひたすら周囲を拒絶するみお。だが、弥助のもとに預けられる子妖怪達と接するうちに、みおに変化が……。大人気のお江戸妖怪ファンタジー第4弾。

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Posted by ブクログ

「半妖の子」みおに怒ったり、家出すれば探しに出たり、妖怪の子預かり屋の弥助がお母さんみたいに見えました。
 でも一番印象的だったのは、悪党 青寿から父親の宗鉄がみおを助け出したところです。宗鉄のような事情が無くても、娘からは嫌われがちなお父さん達ですが、本当は頼りにしているのですよね。

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2021年02月04日

Posted by ブクログ

父親を嫌っているというみお。
娘に嫌われている父宗鉄もだけど、おみおちゃんもなんだか切ない。
そんなみおだから、だんだん弥助に心を開いていく様子にほっとする。
仮面を外すこともできるようになってよかった。
でも、その仮面にそんな意味があったとは。
寂しがりでついつい津弓に焼きもちをやいちゃったみおを利用しようだなんて、許せないやつ。
危機一髪で飛び込むなんて、最高のヒーローだね。
よかった。
それにしても、妖ってみんなあんなに親バカなの?w
千弥に月夜公に、またしてもw
みおの今後の登場が楽しみ。

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2020年10月25日

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これまでの巻でおなじみの登場人物もいいが、預けられる妖怪の子どもたちが可愛くって、楽しんで書いているんだなぁと思う。今回は、あまり登場できなかった久蔵が、次回では活躍するらしくって、それも楽しみ。

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2019年01月25日

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相変わらず、さくさく読んでしまいます!
親バカが増えて面白かったです。
寝言猫が可愛いです♪
話している口調などから、弥助もちょっと大人になってきたのかな?と思いました。

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2024年10月05日

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ネタバレ

弥助がずいぶんしっかりしてきた反面、千弥の溺愛ぶりがちょっと気持ち悪い…。
青寿の最期に行った言葉が悲しかったな。

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2023年08月16日

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内容(「BOOK」データベースより)
梅雨の夜、太鼓長屋に養い親の千弥と住む弥助のもとに、客が訪ねてきた。化けいたちの宗鉄と名乗る男は、妖怪の子預かり屋の弥助に娘を預けたいという。母親が亡くなり、男手ひとつではどうにもならなくなったのだ。女の子の名はみお。お面をつけ、自分の殻に閉じこもってしまっていた。だが、弥助のもとに預けられる子妖怪と接するうちに変化が。お江戸妖怪ファンタジー第四弾。

令和4年2月3日~4日

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2022年02月04日

Posted by ブクログ

この作品もニヤッとしてほろっとさせる連作。
軽く読めて、読んでいるうちに楽しくなってくる作品。
主人公の弥助が少しづつ成長している姿が読んでいて楽しい。
人情味溢れるいろいろな妖怪たちが登場する。素直ではないが、配下思いの月夜公には思わず吹き出しそうになった。
面白かった。

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2020年09月13日

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ネタバレ

妖怪の子預かり屋シリーズ第四弾。

段々と面白くなってきた。
月夜公のねずみに寝言猫とかわいい妖怪が出てきたのも良かったし、
仲人屋の十郎の仕事ぶり、
外に出かけられない道具屋の大女将に話好きのかんざしの付喪神を合わせていたのも良かったし、
主題の半妖の女の子の話も、悪者の身の上も含めて、良かった。

最後に久蔵の婚約者、華蛇族の姫が攫われて終わりとは、まるでアメリカのドラマの終わり方?

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2018年10月12日

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親と子の関係が軸のお話なので、これは妖怪話でなくても成り立ちそうですね。登場する妖怪では寝言猫がよかったなぁ。

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2018年02月18日

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人と妖怪の間に生まれた半妖の子。親と上手くいかない子はどうしたら良いのか。両親や社会から疎まれた人の子はやっぱり荒むよね。最後は上手く行ったけれど、庇護する者を猫っ可愛がりする者がここにもいた!

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2017年10月25日

Posted by ブクログ

今回もかわいかった。
千にぃに甘えただった弥助だったけれど、案外弥助の方が大人だなぁ。どっちもかわいい。親バカふたりがとても微笑ましい。

で、この終わり。気になるこの終わり。次巻が待ち遠しい…!

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2017年06月17日

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妖怪よりも人間がおそろしい事件再び、という気持ち
青寿の心が歪んでしまったのも分かる…けれど、やり口が相当汚いので許されることはないだろうな
宗鉄とみお親子の仲直りが済んでよかった
次回の久蔵さん話も気になるし、貸し道具屋の宗太郎や十郎絡みの物語がもっと読みたくなった

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2023年02月22日

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ネタバレ

さっくり気軽に読めて楽しめた

たしかに登場人物紹介のイラストでは、ネズミが尻尾を持ち上げている。全然気づかなかった。
ネズミの話と手毬の話とは、次巻以降で続くのかな?

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2019年03月05日

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梅雨の夜、太鼓長屋に養い親の千弥と住む弥助のもとに、客が訪ねてきた。化けいたちの宗鉄と名乗る男は、妖怪の子預かり屋の弥助に娘を預けたいという。母親が亡くなり、男手ひとつではどうにもならなくなったのだ。女の子の名はみお。お面をつけ、自分の殻に閉じこもってしまっていた。だが、弥助のもとに預けられる子妖怪と接するうちに変化が。お江戸妖怪ファンタジー第四弾。

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2018年12月08日

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シリーズ第4弾。
ストーリーは、月夜公に仕える三匹の鼠達の話が
一番好きなんだけど、やはりこれもいつもの通りに
さっさと終わらせたいのかサクっと結論を持ってくる。
余韻すら持たせてくれないのかぁ~
なにやってくれてんのぉ~って感じ

と、文句を言いながらも、次の巻も買ってある(^◇^;)
なんなんでしょうねぇ~
変にツボにはまったって感じでしょうか・・・

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2018年11月03日

Posted by ブクログ

今回は長編。
父は妖怪、母は人間という半妖の女の子、みおが、妖怪の父とどう折り合うのかという物語。

子妖怪の預かり業は並行して行われており、その顛末もみおの物語に影響していく様が描かれている。

津弓くん大活躍。
弥助や津弓、梅吉といったなじみ子供キャラが少しづつ成長している様子が伺える。弥助は急激に大人っぽくなりすぎ。

一方で久蔵と初音の物語も進んでいたようで、というところでおしまい。
次で終わりくらいかねぇ。

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2017年07月17日

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