【感想・ネタバレ】BLAME! THE ANTHOLOGYのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

・はぐれ者のブルー:九岡 望
色を塗ることに執着する電基漁師と知識に執着するケイ素生物が共に旅をする羽目になった話。ラストが弱い。色を残す習慣という話は全然魅力的でない。村の人に思いが伝わったからハッピーエンドでしょ、という安直な考えが透けて見える。
・破綻円盤-Disc Crash-:小川一水
大階層都市内にあるはずの恒星について仮説を何重にも展開しつつ、ラストは更なる長い旅路を示唆するストーリー。
検温者と非力なケイ素生物の奇妙な男女関係含めて非常に緊張感のある展開。この話の続きを読みたくなるくらい魅力的。
・乱暴な安全装置ー涙の接続者支援箱ー:野崎まど
セーフガードがバカすぎ。作者が大好きなキャラが滑稽に見える。つまり作者がバカ。
・堕天の塔:酉島伝法
階層都市内を落下し続ける塔の中にいる統治局の代理構成体達に起こる悲劇。時間軸や空間のねじれなど不確かな現実世界を構築していてそれがBLAME!の世界観とマッチしている。
・斜線:飛 浩隆
ネットスフィア構築前から存在していた環境調和機連合知性体によるクーデター。巨大すぎる存在が暴走していく様は作者の暴走にも見えるが、展開される理屈とラストに主人公が帰ってくるストーリーは見事なファンブックと思う。

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2017年10月09日

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