あらすじ
気づけばいつも孤独だった“ぼっち博士”と、
博士を悪気なく罵りまくる“ロボット少女”。
終わりかけの荒廃した世界に遺されて、
絶望的で幸せな日々を過ごしています。
サンデーうぇぶりで大人気。
せつな楽しいユートピア・コメディー!!
感情タグBEST3
フリーレンの原作者
葬送のフリーレン原作者の作品としてオススメされたので拝読。
なんとなくでしかないけど、作者の死生観を垣間見た気がする。
永遠の生と限りある命の絡み合う死生観、とでもいうべきかな。
哲学だった
表紙絵のゆるーい感じから読んでみたけれど、
良い意味で裏切られた。
全く喋らない博士と語り役のロボ少女の短編連続ドラマ仕立てになっている。
シュールであり、深く感動する物語。
1巻のラストには、驚かされた。
これはとんでもない才能に出会えた。笑えるのに切なくて、悲しいのにおもしろい。本当にタイトル通りの内容なのに、期待や想像は大きく上回ってくる素晴らしい作品だった。読んで良かった。作者の他の作品も追いかけたい。
シュールで良い作品だと思う
実にシュール。とても面白かった。
ハッピーエンドのはずなんだが、酷く悲しい。
この作品は通しで読まないと真の面白さが伝わらない。
山田鐘人氏は現在、葬送のフリーレンの原作者として活躍中だが、短編集でも良いので、またこういう面白い漫画を描いて欲しい。
Posted by ブクログ
今、私がこの『ぼっち博士とロボット少女の絶望的ユートピア』に対して抱いている感想を、一言に纏めるなら「ずるい」である(狡い、ではなく、ずるい、そこが大事なので、ご承知おきを)
タイトルが長い、ってのもあるが、やっぱり、反則的だわぁ、って方が大きい
単に、私の心が疲れている、ないしは、こういう漫画を求めていただけかもしれないにしろ、実に好かった
涙が止まらなかった、二種類の涙が
基本的には、コメディではあるが、マヂに読み手を感涙させてくる内容でもあるので、読む際は手元にタオルを置いておく事をお勧めする。ハンカチじゃ足りないし、ティッシュじゃ箱単位で消費する。なので、吸水性と速乾性に長けているタオルが必要だ、と思う
孤独に強い、そんな勘違いを持っている人は、間違いなく、この『ぼっち博士とロボット少女の絶望的ユートピア』を読んだら、赤面するだろうな
兎と違って、人は独りぼっちになると死んでしまう・・・傍に誰かがいてくれるだけで、こんなにも人は幸福になれるんだ、って当たり前すぎて見過ごしてしまう真理が突きつけられる
それでいて、ブラック&サディストなネタを以て本気で笑わせてくるんだから、洒落にならない。涙腺は崩壊するわ、横っ腹が痛くなるわ、キッツい
人に近いけど、人にはなれないロボット少女の視点で見る、人のいなくなった世界の美しさ。彼女が「美しい」と思えるのは、隣に博士がいるから。もし、博士が消えたら、彼女は「美しい」と言う感想を抱いたままでいられるのか
きっと、これから、もっと良くなりそうで楽しみだ
こういう展開になって欲しい、って希望は特にないなぁ。生存者がいるってパターンは、ストーリーの良さを崩壊させるだろうから、皆無だろう。となると、ロボット少女に「妹」が出来る?もしくは、「姉」が覚醒するとか?
どの回も好感が持て、涙が止まらなかった。その中でも、第3話「ぼっち博士と少女の夢」は、マズい。今、目が真っ赤で、喰種と間違われそう。人生、大事な時に間に合わない事がある。遅すぎる事はない、と言う人はいるけど、その人は本当に間に合わず、後悔したことが無いんだと思う。まぁ、かくいう私も、今んとこ、そんな絶望は知らずに済んでいる。今後、知られずにいられるなら、それに越した事はないだろう。ともあれ、好きな人の姿を、最期に視て、自然な笑顔を携えたままで逝った彼女は、決して、不幸じゃない
この台詞を引用に選んだのは、鏡に自分の顔を映したくなったので。今、私は小説家になりたいって夢がある。評価が伸びないのは辛いが、話を書く事、それ自体は苦痛ではない。むしろ、楽しくて、気付くと笑顔になってる。夢は追いかけてこそ、意味がある・・・しかし、プロデビューしたら、そんな温い事は言えなくなるのかねェ。読み手を笑顔にしたいんだったら、やっぱ、自分も笑顔でいたいもんだなァ