【感想・ネタバレ】ジャナ研の憂鬱な事件簿のレビュー

あらすじ

新鋭作家が織りなす日常系ミステリー!

海新高校2年生の工藤啓介は、他人との接触をできるだけ断つために、部員が啓介一人しかいないジャーナリズム研究会に属している。中学時代からの親友である大地と良太郎とだけと親交を保ち、余計なトラブルに巻き込まれないように平穏な学園生活を送ろうとしているのだ。ある日、学内でも評判の美人の先輩白鳥真冬と関わり合ってしまったことによって、少しずつ学内の事件やトラブルに巻き込まれていくことになっていく。
高校生活の中で起きるちょっとした事件を次々と解決していくことになっていく啓介。真冬もまた、その完璧さ故に学内でも疎外感を感じていたのだが、啓介たちと触れあうことで少しずつ本来の自分を取り戻していく……。

第11回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞のフレッシュな日常系ミステリーを、人気イラストレーターの白身魚が鮮やかなイラストで彩ります!

※「ガ報」付き!

※ガガガ10周年電子特典!シリーズ既刊すべてのカバーイラスト付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最初に正直なところ。
古典部シリーズと小市民シリーズを彷彿とさせる登場人物が出て、それからジャーナリズムときたら米澤穂信を連想しないのは無理がある。

でも一話目を読んだら丁寧な伏線と推理に好感が持てた。
最初に想定されていた動機が実は……という部分や、真相の推理の前に主人公が犯人に決定的な言葉を突きつける演出など、ミステリとして一番それっぽかったのが一話目。

好きなのは一話目と、あと個人的には短いけれど三話目が作品全体を通して重視してると思われる心理的洞察(理由、動機)という面で面白かった。

ラノベミステリとして次作も読んでみたい。

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2017年06月20日

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