あらすじ
基本はオマケ、だが、人はしばしばオマケのためにモノを買う。マルクス、漱石、松本清張。『武士道』『なんクリ』『永遠の0』──古典名作にベストセラーがずらりと揃う文庫本、その巻末の「解説」は、読み出すとどうにも止められないワンダーランドだった! 痛快きわまりない「解説の解説」が、幾多の文庫に新たな命を吹き込む。
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Posted by ブクログ
<目次>
序にかえて 本文よりもエキサイティングな解説があってもいいじゃないか
第1章 あの名作に、この解説
第2章 異文化よ、こんにちは
第3章 なんとなく、知識人
第4章 教えて、現代文学
<内容>
文芸評論家(って何で食っているのか?)による文庫の解説をくさしたもの。『図書』に連載の記事をまとめたもの(だから、岩波新書)。確かに、文庫解説って、読むけど、何かわからないものが多かった。「解説」でないものが多いことがよく分かった。そして、ここまで抉っても大丈夫なのだろうか?という心配も。そして、この本を読んでいて、著者も含めて、「文芸評論家」には、出版社の編集上がりが多いことも分かった。しかし、やっぱり「文芸評論家」は何をしていて食っているの?こうした解説?