あらすじ
子どもたちと手まりをついて遊ぶお坊さん――として、今なお多くの日本人から愛され続けている良寛。どん底の立場から世の中を見据えた清貧な乞食僧は、漢詩と和歌を愛し、亡くなる直前まで「こころの言語化」という精神活動を深めた表現者でもあった。厳しい競争と経済至上の社会のなかで「自分」というものを見失いがちな今日、みずからの姿でもって「人間の座標軸」を示そうとした良寛の生きざまを見る。
[内容]
はじめに 「どん底目線」と「徹底した言語化」
第1章 ありのままの自己を見つめて
第2章 清貧に生きる
第3章 「人」や「自然」と心を通わす
第4章 「老い」と「死」に向き合う
ブックス特別章 良寛さんの仏教理解
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Posted by ブクログ
番組を観て面白かったので読んだ本。良寛さんのエピソードに共感できるところがあった。この本を読んで良寛さんのことを知れて良かった。この本を読んで大森子陽の業績を知った。この本を読んで「清貧」という生き方が印象に残った。
Posted by ブクログ
檀家の寄付に頼らない昔の高僧の生き方に憧れて、生涯お寺を持たなかった。
「他国坊主に土地相撲」=どちらも応援する対象。知らない土地で住職になるのが一番よかった。
世間とつかず離れずの暮らしに拘った=世俗のしがらみにから独立した生き様を体現するのが僧の役目だと考えた。そのために、自分の中にブレない世界を持ち、そこに充足することこそ人生の目的であると考えていた。
100歳まで生きたい、という希望の人に、今が百歳だと思いなさい、とアドバイスした。=請求書的ないのりではなく、領収書的ないのり=今が百歳だと思えば、祈りは感謝になる。
「災難にあう時節には災難に逢うがよく候、死ぬ時節には死ぬがよく候。これは災難をのがるる妙法にて候」
74歳で死去。
市の直前まで歌や詩を詠み続けた。何よりも好き。仏教では心の中を言語化することが修行のひとつ。