【感想・ネタバレ】読者と主人公と二人のこれからのレビュー

あらすじ

この物語さえあれば、他に何もいらない。この小説『十四歳』と、その中に確かに息づく主人公、トキコがいれば―― だが、彼女は俺の前に現れた。灰色の毎日の始まりになるはずだった、新学年のホームルーム。黒板の前に立った彼女こそは、俺が手にした物語の中にいたはずの「トキコ」だった。不器用に近づいていく二人の距離。物語の中にいる「トキコ」と、目の前にいる「柊時子」のあいだで、奇妙に絡まってゆく想い。出会うはずがなかった読者と主人公の物語。その結末にあるものは――。

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何とも不思議な感覚に囚われた作品。
過去の失敗から人付き合いを閉ざした少年が、小説から抜け出してきた少女に出会い、心惹かれるお話し。
ファンタジーではなく、その少女をモデルにして書かれた小説が、偶々少年のお気に入りだったのだけど…。

小説から抜け出した少女に途惑う少年を、外から見る事になる筈なのに、不思議な没入感のある作風でした。

この少年、相手の気持ちに気付けなさ過ぎなところが度が過ぎていてサイコパスかと途中で疑ってしまいましたが、平和な世界感で安心しました。

#胸キュン #切ない #じれったい

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2024年04月19日

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