あらすじ
≪其処≫に≪在る≫意味、とは。時代の交差点で紡がれる、少女と先生の幻獣医療譚。 時代のうねりが、避けては通れない分岐点を指し示す──…。これは消えゆく幻獣たちと、それを救う、少女と先生の物語。
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Posted by ブクログ
>ガーゴイルの不調。
>お得意様であるダミアンさんちの猫のミアが行方不明。探してみると羽のある猫と出会った。
>謎の男ヨハネスがツィスカに急接近。
■ツィスカとニコについての簡単な単語集
【アイゼンフート】薬草。ヴァイデより強い鎮痛効果を持つ。錯乱や呼吸異常をもたらすこともある。
【アニ】カミルの弟子。俺っ娘。十六歳。
【アルラウネ】薬草。モルヒネやエーテルが出てきて用途は減った。葉っぱの生えたモグラとか動物の姿をした幻獣のアルラウネもいる。
【医師】先生《だが、お前は自分の力を過信し 他人に相談するという大事な選択肢を自分で捨てた 命が一つかかっているのに、だ 医者として、絶対にしてはいけないことだ わかるか》第一巻p.36
【ヴァイデ】薬草。鎮痛効果を持つ。
【ヴォルパーティンガー】翼のある兎のような幻獣。肉食で凶暴。
【エリーザ】カーバンクルのシャッツを飼っている娘。
【ガーゴイル】銅の像に魂が宿った幻獣。酸性雨のせいで不調。
【カーバンクル】額に宝石っぽい石がついている小型の幻獣。
【科学技術】現象が、それを扱う者の能力に依存しない固定されたものとして現れるようになること。幻獣はファンタジー世界の生物に過ぎなくなります一般の人には見えなくなっている。
【カミル】先生いわくガラクタ屋。
【幻獣】超自然的な存在で人間の科学技術とは相性が悪い。その傷を治すためにはファンタジー的な何かが必要。
【サラマンダー】カミルが手に入れたが弱っていた幻獣。両生類の一種かもしれない。
【シャッツ】エリーザの飼っているカーバンクル。
【先生】獣医。カミルはニコと呼んでいた。科学技術により医療を施す人物だがいまだ幻獣を見ることもできる。
【ツィスカ】魔術師の血を引く少女。十三歳。魔女の薬を作ることができるが能力は弱まっている。
【ニコ】→先生
【バルドリアン】僕らの世界のマタタビっぽい効果がある。キャットニップより強力。
【プーク】小さな、羽のあるトカゲみたいな幻獣。どの話にも一匹ずつ隠れているらしい。縁起がいいらしい。
【ミア】ダミアンさんの猫。お得意様。
【ヨハネス】怪しい男。ツィスカに興味あり? たぶん前巻ラストに出てきた一人かと。
【リンドリウム】竜の仔。流星の幻獣。物語スタート時登場の最初の患者。ツィスカが見つけた。人間の狩りに巻き込まれたのか銃創があり弱っていた。
【ライ麦狼】六本足の狼。ライ麦畑から出られない。
Posted by ブクログ
2巻ラストで意味深に登場した謎の男性が遂にツィスカに接触!……なのだけれど、この巻だけで3回も接触しておまけに遠方に連れ去るものだからストーカーか何かかな?と見えかねない状況に
というかよくよく読み直せばツィスカが寝てる時に侵入までやらかしてるのか。これは相当ヤバいタイプですね……
さておき本編は前巻で科学と魔術が曖昧に交わる話がニコの過去話を以て一区切りついた事もあってか、この巻は落ち着いた印象を受ける話が多かったような
第12、13録
幻獣や魔術が存在する世界だけど、幽霊となると別枠なのか
ガーゴイルが幽霊と見間違われたのは暗い屋敷を飛び回っていたからというのも有るけれど、それ以上にその屋敷に人の気配が無かったというのが大きな理由なのだろうな
建物の守護者たるガーゴイルが幽霊と見間違われるほどに荒廃した屋敷。それを孤独に守り続ける姿には寂しさを感じてしまうし、だからこそ緑青と屋根を与え、更には時々遊びに来るようになったツィスカ達の優しさから来る温かさを感じられるエピソードだった
第14、15録
翼のように見える皮膚を持つ猫。この導入を見た時はてっきり以前のようにツィスカの手に拠って幻獣生物にすることで治療とするのかと思っていたけど……。いやはや、予想外の展開になりましたね
ニコとツィスカは皮膚無力症の猫に対して懸命に科学的な治療を施している。一応、美容の魔術なんてものを用いてはいるが今回の二人のアプローチはどちらかといえば科学寄り
対してヨハネスはひっそりと家に忍び込んだ行為やその用いた魔術が正体不明である点などはかなり幻想寄りなアプローチ
彼が言い放った「願い」という言葉。それを思うとどうやらヨハネスは魔術の使い手の中でもかなり魔術的要素の強い人物なのだろうか?
人を襲うグライフの元までツィスカを連れてきたヨハネス。彼の狙いは何なのだろうね?
彼に拠ってツィスカはこれまでとは違う幻獣の姿を見ることになるのか、それとも医療従事者としての信念に従ってこれまで通りグライフを助けようとするのか、どちらだろう?