あらすじ
伯爵令嬢マリエッタは負傷した隣国の元帥の息子・アルベールを助けたことで彼と心を通わせ、結婚することに。
「きみの蜜に溺れてしまいそうだ」毎夜彼の力強い腕に抱かれ、幸せに酔いしれる日々。
だがアルベールの愛は束縛気味でいきすぎることもしばしば…。
些細な行き違いから里帰りすることになったマリエッタだが、国境付近の実家は敵国の急襲を受けていた。
領民をかばい気丈に振る舞う彼女の元にアルベールが颯爽と助けに現れ…!?
嫉妬深い旦那様は意外と甘えた!?
大陸最強の軍師×おっとり若奥様の
溺愛新婚生活
感情タグBEST3
幸せ溺愛ストーリー☆
ヒロインが健気で真っ直ぐなので、ヒーローが溺愛するのも分かります(^^)
言葉が通じない同士&その家族の触れ合いや、従者も巻き込んで、ストーリー展開が良く楽しめました☆
TLとしての濃度と密度も◎でした。何度でも読み返したくなる一冊です。
幼いころ瀕死の状態のヒーローを助けたヒロイン。互いに言葉がわからないながらも互いを好ましく思う二人がとてもかわいいです。後妻とその連れ子に冷たい仕打ちを受けるヒロインはかなり自己評価が低く、ちょっとヤキモキしました。でも、こんな行動力があるヒロインは大好きです。
ヒーローがヒロインを好き過ぎるのは良いとして、やっぱり5年も会えずだから、思い詰めてしまって強引なところもあり。ヒロイン側は、自己肯定感低過ぎる育ちなので、すれ違いも多々あり。最後はちゃんと思いが通じ合って良かった。
愛されすぎ
ヒーローがちょっと執着し過ぎで、夫婦の間でうまく心が通じてないのがモヤモヤしながら読みました。ヒロインもちょっと自己評価が低くて後ろ向きかな…自信を持てるような育ち方をしなかったから、仕方ないんだろうけど。
アルベールがほどよく病んでる
継母と義姉に冷遇され質素な生活を強いられているマリエッタが隣国の元帥子息アルベールを助けて5年後に玉の輿にのる話。
冒頭のアルベール少年はどちらかというと無口で物静かなイメージだったのですが,5年後マリエッタに再会したアルベールは豹変したようにぐいぐいきます。
物静かどころか,むしろ激情的で,根っからの軍人気質の無骨なタイプ。それまで女性に興味がなかったらしく女心がわからない。
束縛と嫉妬が日増しに激しくなり,このままでは監禁しちゃうんじゃないかっていうくらいにほどよく病んできます。
マリエッタの家の使用人カイルがいい奴で,彼の存在が面白いアクセントになっています。
物語はアルベールとの再会後からひたすら甘いです。
Hシーンも多いです。
あらすじにもある「里帰りしたマリエッタの実家が敵国の急襲を受ける」というくだりのあたりが,本来ならクライマックスなんでしょうが,個人的にはちょっと退屈で流し読みしてしまいました。
あと,最後に苦難を乗り越え,アルベールが物わかりのいい寛容な夫になってしまったので,そこは物足りないです。