あらすじ
某アイドルが広告塔だったアパレル
創業500年の超老舗和菓子店
急成長が仇になった花形ベンチャー企業――
誰もが知る「あの企業」はなぜ倒産してしまったのか?
「真実は小説よりも奇なり」。破綻の裏側には想像もしないドラマがある!
経理部長の自死、反社会勢力の介入、跡継ぎの背任、複雑な不正取引、警察の手が及ばないグレーゾーン、現存するナニワ金融道の世界など、実際に見てきた企業信用調査マンが明らかにする!
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Posted by ブクログ
時間がなかったので、流し読み。
各業界の倒産企業の内情がわかる。
産業構造の変化、高齢化と人手不足、事業承継問題。為替変動による巨額損失。不正会計。悪徳コンサル。
会社はあんがい脆い。
バブル期勢いづいていたゴルフ場、百貨店で見かけなくなった着物市、老舗500年の企業も例外じゃない。
怖いのは自社のみならず、売掛金の未回収で連結倒産を引き起こすこと。多くの経営者、社員、その家族が路頭に迷う。事業主の判断能力は大事。
経営者が読んでも、就活者でも、参考にできるかもしれない。
【倒産の予兆】
ヒト:営業・経理の幹部が辞職。経営者が本業を疎かに。
モノ:急激な発注や購買量増加。民事再生法後も営業するための大量仕入れ。
カネ:支払いが遅れる。手形割引を異業種と行うのは資金繰り悪化の兆し。信用度の低い会社は割り引いてくれないので、割引率高め(換金額少ない)金融会社を廻る。手形の期間が長引く、決済銀行の変更。
ネット情報も大事。
Posted by ブクログ
帝国データバンクの調査マンが実際に遭遇した倒産の事例について紹介。思ったより説明が薄く(ある意味守秘義務などもあるのだろうが)、帝国データバンクの速報にプラスアルファという位の内容。とはいえ実際に社会生活をしているといつ何時遭遇するか分からない倒産劇。原因や兆候などを探るための一つの考えとして読んでおくのは悪くないと思った。